2011年07月25日

7月25日 かぼちゃ供養と夏の旅特別公開・大寧軒へ

7月25日(月) らくたび京都さんぽ
「安楽寺の鹿ヶ谷かぼちゃ供養と京の夏の旅・特別公開 大寧軒へ」が
開催されました。

地下鉄・蹴上駅をスタート。トンネルを抜けると・・・

そこは南禅寺 大寧軒。

明治時代の茶人で藪内流の家元であった
藪内紹智(やぶのうちじょうち)によって造られた池泉回遊式庭園。

苑内には風情ある茶室が建ち、飛び石の打ち方や苑路にも趣向をこらした
路地風の庭園が期間限定で見学できます。

優雅な曲線を持つ池があり、流れる豊かな水は琵琶湖疏水を利用。

また、せせらぎの中に組まれた石造りの「三柱鳥居」は太秦の蚕ノ社
(かいこのやしろ)の鳥居を模したものと言われ、印象的な眺めを作りだしています。

美しい水の流れと豊かな木々に、しばし暑さを忘れてほっこり。

続いては南禅寺境内へ。

歌舞伎の演目のなかで、大泥棒・石川五右衛門が「絶景かな~」と
その眺めを感嘆する三門。

この三門をくぐり抜ける瞬間、私の一番好きな景色がこちら。

素敵だと思いませんか・・・?

その後、哲学の道へ。
最近京都に引越して来られたNさんは「今日、初めて哲学の道を歩きます」
とのこと。これからも、いろんな季節に歩いてみてくだいね。

大豊神社では狛ねずみがお待ちかね。


大豊神社は12月~3月にかけて、椿の名所でも有名。
また本殿の左側にある樹齢200年ほどの「枝垂れ梅」もなかなか見事なです。
京都のなかでも、これほど立派な枝垂れ梅はないんじゃないかな・・・

そして、ちょうどお腹も空いてきた頃に・・・安楽寺に到着。
京の夏の風物詩「鹿ヶ谷かぼちゃ供養」に参加しました。
こちらは約200年続く伝統行事で、かぼちゃを食べて無病息災を祈願します。



甘く炊いたおいしいかぼちゃをいただきました。
「これで今年の夏も元気に過ごせますね。」と言っていたら、
「京都さんぽに参加してたら、病気になる間がないわ(笑)」とMさん。
そうですね、私も皆さんからパワーいただいています!

この後、法然院を訪れ、この日の散策は終了となりました。
ご参加者いただきました皆さま、ありがとうございました。

                              ご案内・文・写真/らくたび・森 明子
                              受付・添乗/富田 啓子

~次回の京都さんぽのお知らせ~

8月14日(日) 18時スタート 21時頃解散予定
 夏の夜の参拝へ 
    清水寺「千日詣」と灯明が生む幻想の世界「東大谷万灯会」


ご案内はらくたび・若村です。
見どころは・・・?
「清水寺で千日分のご利益を祈願しましょう♪ 産寧坂、二年坂のそぞろ歩きも
お楽しみください!」  くわしくは こちら をどうぞ。

また、こちらも好評実施中!
〜らくたびガイドと歩く京都めぐり〜
★7月〜9月 毎週日曜日 午前10:00 京都駅スタート
  親鸞聖人750回大遠忌に賑わう 東本願寺と西本願寺 
  ( 詳細は こちら 
★7月〜9月 毎週日曜  午後13:30 四条京町家スタート
  祇園祭を受け継ぐ山鉾町めぐりと信長の最後の地・旧本能寺へ
  ( 詳細は こちら )

ぜひともご参加くださいませ!
  


Posted by らくたび  at 21:00Comments(0)銀閣寺~南禅寺エリア

2011年07月18日

法然と親鸞 念仏が響く吉水草庵 本願寺発祥「東山」ゆかりの地

7月10日(日)
「 法然と親鸞 念仏が響く吉水草庵 本願寺発祥「東山」ゆかりの地 」が開催されました。

 例年より早く 梅雨明け宣言がっ!、その通り素晴らしい晴天となりました。
この日の散策は、『親鸞の歩き方』出版記念スペシャル企画第3弾!

まずは親鸞聖人ゆかりの青蓮院へ。それも親鸞聖人が得度された際の『 髪 』が祀られているという 植髪堂( うえかみどう )を参拝しました。
お堂の横に建つ『 親鸞聖人の遺髪塔 』


次に訪れたのは、本願寺発祥の地・崇泰院(そうたいいん)へ。こちらは親鸞聖人の廟堂が最初に作られた場所であり境内には聖人の墓石と伝わる五輪塔があります。


そして本願寺中興の祖『 蓮如上人の産湯井 』もあります。


その後、法然上人ゆかりの浄土宗総本山・知恩院 を参拝。
このころには気温もどんどん上昇! この暑さ、みなさん大丈夫かな・・・。


そんな心配は不要でした。(笑) 全員で境内の奥にある御廟も参拝しました。


みなさん熱心なまなざし!、若村先生のお話にも熱が入ります!


御廟の前の拝殿では木魚の合唱が始まりました〜。


そして法然上人が浄土念仏を唱え始めた『 法垂窟 』( ほうたるのいわや )へ。
知恩院の大鐘楼の奥にあるのですが、ここまではなかなか普通の散策では来ないですよ。
らくたびチックでいいですね〜。


さあ、暑さもピークに達しようというところ。
最後の訪問先・安養寺さんを後に、お待ちかねのカフェでほっこりいっぷく♪
緑につつまれながらのカフェタイムで、癒されました〜。

真葛ケ原( 東山の麓 )にある緑豊かな癒しの「カフェ吉水」


猛暑の中の散策でしたが暑さなんかには負けずに、みなさん元気に約3時間の散策をクリアされました!ほんとにお疲れさまでした。
     
★おまけ★
最後に八坂神社を通ると、ちょうど祇園祭のお神輿が倉庫からおでましになるところに遭遇!


                                                                       写真/らくたび会員 五島千恵様
                                                                       文/らくたび会員 奥村なるみ


~7月 京都さんぽのお知らせ~
7月23日(土)
  非公開・鴨脚家の庭園拝観と下鴨神社・御手洗祭 
( 詳細は こちら ) をご案内します。
ご案内はらくたび講師の山村です。

山村より見どころを一言!
「下鴨神社の唯一の社家である鴨脚(いちょうけ)家の庭園を特別に見学します。
また下鴨神社の御手洗祭で暑い夏を乗り切れるよう祈願しましょう♪」
皆さまのご参加お待ちしています。

7月25日(月)
  安楽寺かぼちゃ供養と夏の旅特別公開・大寧軒 
( 詳細は こちら )

〜らくたびガイドと歩く京都めぐり〜
★7月〜9月 毎週日曜日 午前10:00 京都駅スタート
  親鸞聖人750回大遠忌に賑わう 東本願寺と西本願寺 
  ( 詳細は こちら 
★7月〜9月 毎週日曜  午後13:30 四条京町家スタート
  祇園祭を受け継ぐ山鉾町めぐりと信長の最後の地・旧本能寺へ
  ( 詳細は こちら )  


Posted by らくたび  at 15:00Comments(0)祇園~円山エリア

2011年07月12日

祇園祭の熱気ジリジリ!鉾の曳初めと山鉾町上ル下ル

7月12日(火)
「祇園祭の熱気ジリジリ!鉾の曳初めと山鉾町上ル下ル」が開催されました。
「祇園祭の熱気ジリジリ・・・」から、とんでもなく暑い日を予想して
いたのですが、出発時はいい感じで曇り空(よかった~)
「今日は涼しいですね」と言いながらのスタートとなりました。

鉾建ての見物をしながら、山鉾町を上がったり(北へ行く)、
下ったり(南へ行く)。

参加者の皆さまの多くは「巡行を見たことはあるけれど、準備の様子を
見るのは初めて!」
とのこと。鉾が完成した後では見ることのできない
「舞台裏」を楽しんでいただきました。

祇園祭といえばもう一つの楽しみが「屏風祭」
各家の秘蔵の屏風や骨董品を招いたお招きしたお客様や通りを歩く人に
見せる習わしがあります。

この日は町家の美術館「紫織庵」さんを訪問し、素晴らしい屏風の数々を
見せていただきました。いや~、ホントにすごかった!



普段は美術館などでガラス越しに展示されている貴重な屏風がお祭りの
期間中は「里帰り」をして、ガラスなしに間近でみることができるのです。
30分の自由見学の時間を設けましたが、皆さん、なかなか外に出て
こられないくらい、夢中で見学されていました(笑)

続いて「六角堂」へ。六角堂は江戸時代まで祇園祭の巡行の順番を決める
「くじ取り式」が行われていたところです。正式名称は「頂法寺」ですが、
本堂の屋根の形が六角形であることから「六角堂」と呼ばれています。

隣接するビルのシースルーエレベーターから、六角形の屋根をご覧いただきました。

続いては32基の山鉾のひとつ、山伏山さんの町家をご訪問。
本来なら明日から山建てが始まるのですが、今日は特別に中に入れていただきました。

外から見ていると小さな町家なのですが、奥行きがありその奥には立派な蔵が!!
その中に御神体などが納められています。
京都の町家の特徴である「うなぎの寝床」も実感していただきました。
山伏山さん、ありがとうございます!

そしていよいよ、「鉾の曳初め」へ!「鉾の辻」とも呼ばれる烏丸室町の交差点は
大賑わいです。この曳初めは17日の本番の巡行に向けてのいわば試運転。
ここで不具合が見つかると本番に備えて調整をされます。
そしてこの曳初めの綱を触ると一年間無病息災でいられると言われています。

らくたび京都さんぽチームも月鉾の曳初めに参加しました。
「エイエイ、エンヤラヤー」の音頭に合わせて鉾を引っ張ります。が・・・動きません。

なんせ、月鉾の重さは11.88トン。「しっかり引っ張ってや~」という月鉾の方の声に
再チャレンジ。今度はギシギシと音を立てて鉾が動き出しその大きさと重量感を
自分の手で感じることができました。



曳初めの後、参加者の方から「曳初めに参加できたのが楽しかった。
来年も絶対に来ます!」
という嬉しいお言葉をいただきました!

そうなんです!
実はこの私も「祇園祭って楽しい!」と思ったのが数年前にこの曳初めに参加した時でした。
一度自分の手で鉾を曳いてみると、鉾に対して愛着がわきます。
この日ご参加いただいた皆さまには、これまでは「遠くから見ていた月鉾」が、
「私が曳初めで引っ張った月鉾」となって、17日の巡行の時に見る目や感じる思いが、
去年よりも一層深まっていただければ嬉しいですね。

「祇園祭の熱気ジリジリ!」のタイトル通り、やっぱり今日の散策も暑かったです(汗汗汗)
でもこの暑さは、決して「気候の暑さ」ではなく、「祇園祭にかける町衆の心意気の熱さ」で
あったのでしょう。人々のエネルギーに触れられた楽しい散策となりました。

夕方に会社からの帰り道、月鉾の前を通りかかると提灯の明かりが灯されていました。



さあ、祇園祭はいよいよ本番です!
明日からは、オフィスで仕事している場合じゃないな~(笑)

                                ご案内・文・写真/らくたび 森

~今後の予定~
~次回の京都さんぽのお知らせ~
7月23日(土)
  非公開・鴨脚家の庭園拝観と下鴨神社・御手洗祭 
( 詳細は こちら ) をご案内します。
ご案内はらくたび講師の山村です。

山村より見どころを一言!
「下鴨神社の唯一の社家である鴨脚(いちょうけ)家の庭園を特別に見学します。
また下鴨神社の御手洗祭で暑い夏を乗り切れるよう祈願しましょう♪」
皆さまのご参加お待ちしています。

~今後の京都さんぽの予定~
★7月25日(月)
  安楽寺かぼちゃ供養と夏の旅特別公開・大寧軒( 詳細は こちら )
★8月14日(日)
  清水寺・千日詣と東山大谷・万灯会( 詳細は こちら )
★8月21日(日)
  ≪滋賀たび!≫お江の育った長浜と神の住む島・竹生島へ( 詳細は こちら 
★8月27日(土)
  夏さんぽ!船岡温泉&上七軒ビアガーデンへ♪( 詳細は こちら )
その他、9月までの 京都さんぽ の予定がでております。

~らくたびガイドと歩く京都めぐり~
★7月~9月 毎週日曜日 午前10:00 京都駅スタート
  親鸞聖人750回大遠忌に賑わう 東本願寺と西本願寺 
  ( 詳細は こちら 
★7月~9月 毎週日曜  午後13:30 四条京町家スタート
  祇園祭を受け継ぐ山鉾町めぐりと信長の最後の地・旧本能寺へ
  ( 詳細は こちら )  


Posted by らくたび  at 21:00Comments(0)河原町~烏丸エリア