2012年05月21日

2012年5月13日(日) 江戸たび☆第3弾!両国へ


本日は晴天にも恵まれ 江戸たび☆第3弾~浜離宮から両国さんぽ~
スタートしました!スタート地点は 浜離宮恩賜庭園 です。

浜離宮恩賜庭園は徳川将軍家の鷹狩場から別邸として発展し、明治時代には
浜離宮となりました。そして現在は国の特別名勝・特別史跡に指定され有料で
開放されています。JR新橋駅から数百メートルの場所にあり東京湾に面した立地に
なっています。元祖東京のウォーターフロントですね。

鴨が気持ちよさそうに泳いでいます。


大都会と庭園とのギャップが、都会の喧騒から解放された気分にしてくれます。





庭園の中にある発着場から、 水上バス(東京水辺ライン) にて隅田川を北上し両国を
目指します。両国に着くまでに 隅田川に架かる14 もの橋を通過します。
黄色や赤・緑といったカラフルな橋も多く、目を楽しませてくれます。





橋によっては、頭上スレスレの高さを通過します。



隅田川から臨む 東京スカイツリー はとても雄大でした。



両国で水上バスから降りた後は、 両国の町 をらくたび一行がさんぽします。



両国橋は、江戸時代の大火事(1657年の明暦の大火)の際たくさんの人が逃げ場所を
失い亡くなったことから、江戸の都市計画として隅田川に架けられました。

両国というのは武蔵の国と下総の国の両方という意味です。橋のたもとには火が移らない様に
火除け地(大きな空き地)が作られました。そしてその空間が江戸有数の商業ゾーン・盛り場として
発展したのです。

現在の 両国橋 です。


両国国技館 の前。当日は大相撲5月場所の中日でした。櫓とノボリが象徴的ですね。


さあ、いよいよお昼御飯の時間となりました(^^)。場所は相撲部屋(旧宮城野部屋)であった建物を
使った割烹 吉葉 さんです。


店内の中央には 土俵がドドーン と配されており、稽古場としての臨場感抜群です。


お料理は豪華会席料理です。


食事の後、お店のご厚意により二階のしつらいを見せていただき、奥の深い建物美を
堪能させていただきました。ごっつあんです!!




食事の後は、若村さんガイドによる両国界隈の歴史散策のはじまりはじまり~♪

この向かい側が 北斎通 です。葛飾北斎の「葛飾」というのは、この地が下総国葛飾領で
あった事によるものです。


ここは 勝海舟生誕の地 です。


跡地に建つ喫茶店では勝海舟にちなんだ 勝カレー
いただく事が出来ます♪


吉良邸跡 です。あまりにも有名な 忠臣蔵の舞台 です。吉良家上屋敷は2550坪も
あったそうです。




明暦の大火で亡くなった人々を供養する為に建立された回向院(えこういん)の中にある
力塚(名力士の慰霊碑) です。寺院と相撲?実はここ回向院は相撲発展の舞台なのです。



~両国と相撲の発展について~
寺社建設費用を集める為の勧進相撲として江戸幕府から‘‘お墨付き”をいただいた相撲興行は
前述した両国の賑わいと共に発展し、ここ回向院の境内で数多く開催されました。近代になり、
明治42年に両国国技館(旧国技館)が建設され、昭和60年には新国技館が完成し現在に至ります。

ブラタモリでも取り上げられた 旧国技館の土俵のなごり です。これも土地の記憶?!



そして最後は両国駅で解散となりました。普段何気なく通過したり電車から眺めている街並みも、
らくたびで散策すると「歴史の奥ゆき」を感じる事が出来ます。そして何より、皆で歩いてまわるのって
楽しいですね。とっても有意義な江戸たびとなりました。皆さんお疲れさまでした!!


                               ご案内 : らくたび代表 / 若村 亮
                              写真・文 : らくたび会員 / 「ナオキ君のパパ」さま
                              ( ご協力ありがとうございました。 )
                                 


Posted by らくたび  at 11:32Comments(0)東京エリア