2012年03月31日

3月30日(金)花ざかりの御所さんぽ&御所雲月ランチ♪


3月30日(金)の京都さんぽは、御所さんぽと大人気の料理店でランチ♪
今年は例年になく冬の寒さが長引きましたが、この日はポカポカ陽気に
恵まれ、絶好の散策日和となりました。

11時30分に京阪・出町柳駅にご集合いただき、目指すは・・・
【 御所雲月 】
御所東にあるお店で知る人ぞ知る名店です。

落ち着いた和室で、ミニ懐石をいただきました。


こちらのお料理、おいしいのはもちろんですが、細工や盛り付けも美しく
目でも楽しめます。(写真はコースの一部です)




ご飯はお釜でふっくらと炊きあげられた・・・鯛ごはん
お代わりもOK!

デザートのわらび餅もおいしかったなぁ。

お料理にも出ていたこちらの名物「小松こんぶ」をお土産に購入された
方も大勢いらっしゃいました。

「はぁ~、満足やわ。もうこれで京都さんぽ終わってもいいよ(笑)」

というお声もいただきましたが・・・いやいや、散策しましょう!

【 京都御苑 】
京都御所などを囲む東西700m、南北1300mの広大な国民公園。
江戸時代には200もの宮家や公家の屋敷が建ち並んでいました。
明治になって天皇が東京に移られたあと整備され、歴史的な
史跡、約5万本の樹木、野鳥や草花など楽しめる憩いの広場です。

【 近衛邸跡 】
近衛邸は「桜御所」とも呼ばれる桜の名所だったそう。幕末の
孝明天皇も桜の美しさを歌に詠んでいます。

   昔より 名には聞けども 今日見れば
          むべ目かれせぬ 糸さくらかな -孝明天皇-
 (昔から名前は聞いていたが、今日見るとなるほど目が離せない桜だな)


邸宅の跡地に植えられた糸桜の姿はとても優雅。


「きれいやね~」「来てよかったわ」

今年初のお花見をお楽しみいただきました。
まだまだ御所さんぽは続きます。

【 桃林/梅林 】



のんびりと歩きながら、春の訪れを感じることができました。

私が中学・高校と6年間通った平安女学院前を通過した時に
近くの散髪屋さんの前で、当時のお笑いエピソードをご紹介。

そして最終目的地に到着しました。
【 京都府庁 】


明治37年、京都府の技師・松室重光の設計で建築。かつては
京都府庁の本館として使用されていました。現在でも国の
重要文化財でありながら、執務室や会議室として使用され、
現役の官公庁の建物としては日本最古のものになります。

また、外観・内部ともに創建当時の姿をとどめていることから、
NHKドラマ『坂の上の雲』をはじめ、数々のテレビドラマ、映画の
撮影で使用されています。

こちらでは、らくたびとは長いお付き合いをさせていただいている
NPO法人・京都観光文化を考える会 都草坂本理事長 が詳しく
ご案内してくださりました。理事長さん、ありがとうございました。




中庭には円山公園の枝垂れ桜(初代)の孫桜にあたる桜の木があり、
近年、桜の隠れスポットとして人気急上昇中。

近代建築と桜の競演が楽しめます。

2年前、敷地内で珍しい種類の桜が見つかり、この場所が幕末に
京都の守護、治安管理に努めた松平容保の上屋敷があったことから、
容保桜(かたもりざくら) と命名されました。


こちらでこの日の京都さんぽは終了。
お食事・散策ともにワイワイ賑やかな、とても楽しい散策となりました。

ご参加いただきました皆さま、ありがとうございました。

最後に・・・
こちらの散策はお食事場所の関係上、参加人数を限定した企画と
なりました。お申込みをお断りをさせていただきました皆さま、
大変申し訳ございませんでした。

                        案内・文・写真/らくたび 森 明子
                        受付・添乗/らくたびガイド 富田 啓子  


Posted by らくたび  at 20:00Comments(0)御所~下鴨エリア

2012年03月23日

3月17日(土) 御所と二条城 近くて遠き公武政権の二大拠点


雨の中の散策になるかと思いきや・・・傘要らずでスタート!
まずは弘法大師空海が雨乞い祈祷をしたことでも有名な
神泉苑( 平安京の禁苑 )に到着です。
みなさん、今日は雨乞い祈願してはダメですよ〜face02

平安京の造営時に天皇専用の苑地、即ちこれを禁苑という。
弘法大師空海が雨乞いの祈祷をおこなって以来、祈雨の霊場であり、
祇園祭の発祥となる御霊会がおこなわれた場所でもあり、
平安時代末期、源義経と静御前が出会ったのも、この神泉苑である。

歴史的にも貴重な場所であることを、若村先生熱〜く語っておられます!


威風堂々!  二条城の東大手門です。


まずは城内図を見ながらの解説です。
しかし、今回は城内に入っても一カ所ずつ若村先生の解説がありました!

初代・徳川家康が築城して江戸時代の幕開けを告げ、最後の将軍・
徳川慶喜が幕を下ろしたという歴史を詳しく解りやすく解説され、
参加者のみなさんから、
「 こんなに詳しいお話を聞けて良かった〜! 」
と嬉しいお言葉をいただきました。


小休憩中、向こうの方から何やら行列が・・・。
新郎&新婦さんが乗られた御所車と、その御一行様です!
二条城の庭園で結婚式を行われ、二条城前の国際ホテルでの披露宴へと
向かわれる行列だとか。


おめでたいシーンに遭遇して、みなさんも幸せ気分です。
歴史ある古都・京都ならではの結婚式ですね〜。


二の丸庭園


梅園も梅の開花が進み愛らしい梅の花は、清楚な華やかさです。



たっぷりと二条城を満喫したあとは、京都御所まで
洛中のまちなか散歩ですicon14

まずはこちら、薬師院へ。通称・こぬか薬師さん


疫病が流行った時、この薬師如来が住職の夢にあらわれて
「 一切の病苦を取り除こう。来ぬか、来ぬか 」
と告げて病気を治したことから こぬか薬師 と呼ばれるようになりました。
それ以来、二条通は薬屋さんがたくさん建ち並び、薬市で賑わったとかICON116


二条通室町北西角にある 三井越後屋跡( 現在の三越 )
三井越後屋は江戸に本店を構える当時最大の呉服店で、
呉服の仕入れのため京本店を構えたのがこの地です。
現在は一角にお庭が残っています。


二条通両替町西入るにある 薬祖神祠( やくそしんし )

二条通の薬問屋が江戸時代後期に創建した神社で、こちらには
日本の薬の神とされる
少彦名命( すくなひこなのみこと )
大己貴命( おおあなむちのみこと )と、
漢方医療の祖とされる中国の神農と、
古代ギリシャの医師で西洋医学の祖とされるヒポクラテスと、

三国の神様が一同に祀られている国内でも貴重な神社なんです!


建物の間に挟まれるようにひっそりと祀られている神社にも歴史あり!
これが京都の奥深さですねface08


さあ、二条通りを西へ西へと進み、京都御苑・京都御所に
やってきましたICON35

南北朝時代に御所が現在地に造営されて以来、歴代天皇が住まわれ
幕末には政争の中心地となったこの地。

厳島神社( いつくしまじんじゃ )
平清盛が母・祇園女御のため安芸の厳島神社の神様を祀ったのが
始まりとされており、社殿には祇園女御も祀られています。
大河ドラマにちなみ参拝者も増えているのでしょうかicon13


公家の 九条家の邸宅跡
である庭園の池越しに
拾翠亭( しゅうすいてい )を臨む。


宗像神社( むなかたじんじゃ )
御祭神は美しい女神様・宗像三女神。
平安京の守護神として祀ったのが始まりとされています。


この宗像神社の境内に、ある 京都観光神社
恵まれた観光都市・京都に感謝の念を表し、観光客の無事息災を願い、
道案内の神・猿田彦大神が祀られています。

観光業に携わるものとしては、ありがた〜いお社ですねICON59


こうして京都御苑・京都御所をたっぷりと散策し、
はんなりと彩られた梅林に到着し、ここで現地解散となりました。


たっぷり二条城、たっぷり京都御苑・京都御所と良いお勉強ができました。

本日のテーマ 『 近くて遠き公武政権の二大拠点 』
歴史背景を想像しながら思いを馳せることができたでしょうかface02

途中小雨もパラつきましたが、それもまた京の風情を感じさせてくれました。
総勢30名以上の参加者のみなさま、楽しかったですね〜ICON64
みなさま、お疲れさまでした!

              ご案内 : らくたび代表 若村 亮
              文&写真 : らくたびレポーター 奥村


  


Posted by らくたび  at 22:00Comments(0)二条城エリア

2012年03月11日

3月11日(日)東日本大震災・復興チャリティーさんぽ


3月11日、東日本大震災から1年を迎えたこの日、1日も早い復興を願って
「 今こそ前へ、1歩、2歩、散歩 ~歴史深い室町通を北から南へ~ 」
と題したチャリティーさんぽを実施しました。

ご案内は らくたび代表 若村 亮

この日のご参加は31名さま。

地下鉄・北大路駅をスタートし、室町通をひたすら南下し、
京都駅までの約7㎞を散策します。長い道のりですが、完歩目指して
いざ、出発!


【 足利将軍・室町第跡 】
室町3代将軍・義満が 花の御所 と呼ばれる邸宅を建てたのがこの付近。
その邸宅が 室町通 に面していたことから、 室町幕府室町時代
呼ばれることに。こんな細い通りが日本の歴史に名を刻んでいるのです。



【 福長神社 】
小さいながらも平安時代からの歴史を持つ神社。
もともとは水の神さまとして宮中にお祀りされたのが、豊臣秀吉の
聚楽第内のお社になり、聚楽第の取り壊しとともにこの地に。

見過ごしてしまいそうな神社に、なんと奥深い歴史が!驚きです。

【 富岡鉄斎邸跡 】
幕末から明治、大正にかけての日本画家・富岡鉄斎の邸宅跡。


【 清和院ならびに土御門内裏跡 】
平安末期、鳥羽・崇徳・近衛の3代の天皇が約30年にわたって
住まいしたところ。ちょうどNHK大河ドラマ『 平清盛 』で鳥羽上皇が
話題になっていますので、興味深いスポットです。


【 護王神社 】
室町通から少し東にあり 足腰守護のご利益 で厚く信仰される
神社。この日の完歩と足腰健康を祈願してちょっと寄り道です。

祭神・和気清麻呂が足のトラブルにあった時、イノシシがあらわれ、
助けてくれたという伝説があることから、狛犬ならぬ 狛イノシシ の姿が!


【 京都御苑 】
さらに寄り道をして、京都御苑へ。こちらの門は普段は閉ざされて
いたのが、江戸時代の火災で扉が開いたことから、熱を加えると口を
開けるハマグリに例えて 蛤御門 と呼ばれるようになりました。


御苑はかつては200を超えるお公家さんの邸宅が建ち並んでいたところ。
明治に天皇やお公家さんが東京へ移られ、荒れ果てていたのを整備して
現在は国民公園として親しまれています。


今年は遅れ気味だった梅の花も咲き始めていました。

この日はロングさんぽになりますので、お菓子もご用意!
皆さん、お菓子を食べて頑張って~!


ここで2時46分、1年前に地震が起きた時刻となり、参加者の皆さんと黙祷。
また、復興を願って京都市立第三錦林小学校(左京区)の生徒・保護者の
有志が、大文字山に人文字で「大」の文字を現わす様子を見守りました。



再び室町通に戻って・・・
【 旧二条城跡 】
織田信長が室町幕府の第15代将軍・足利義昭の居城として築いた
城跡。現在は平安女学院中学・高等学校になっています。

室町通をはさんで左右両側に建つレンガの建物が 平安女学院
なんと・・・私(らくたび 森)の母校です!


6年間も通いながら、そんな歴史的な地であったとは、当時は
まったく知らず!

懐かしの学び舎周辺を京都さんぽで歩けるとは嬉しいですね。

【 三井越後屋跡 】
三井越後屋、つまり 三越の発祥の地 です。


まだまだ、歩きますよ~!
この辺りの室町通は、私たちがイメージする呉服屋さんが並ぶ通りに。
北から同じ道を歩いてきたことで、ひとつの通りも、場所によって随分と
役割が異なることに気が付きます。


【 祇園鉾町 】
山伏山、菊水鉾、鉾の辻・・・
4ヶ月後には 祇園祭 で大賑わいになっていることでしょう。楽しみですね。




五条通を横切ると、京都駅ビルが見えてきて、皆さんの足取りも順調に!
さぁ、あと少し頑張りましょう!


【 東本願寺 】
いよいよ、ゴールの東本願寺に到着~。お疲れさまでした。

7㎞というロングさんぽとなりましたが、皆さん無事に完歩することが
できました。おめでとうございます!皆さんのお顔にも達成感が!

この日、皆さまからお預かりした参加費は日本赤十字社を通して
すべて復興への義援金とさせていただきます。
そして、今後もさまざまな形で支援を続けて参りたいと思いますので
どうぞよろしくお願い致します。
ご参加いただきました皆さま、ありがとうございました。

                      ご案内/らくたび代表 若村 亮
                    受付・添乗/らくたび代表 山村 純也
                      文・写真/らくたび 森 明子  


Posted by らくたび  at 23:00Comments(0)その他

2012年03月10日

3月4日(日) 青谷梅林の梅の花と知られざる城陽の里を歩く


この日の散策は、京都市内から少し足を伸ばして、城陽市へ!
そして城陽市は山村先生の地元なんですね〜face01
さあ、先生のディープなご案内が始まります。

まずは、駅からすぐのところにある城陽市内唯一で地元でも評判の
蔵元・城陽酒造さんへ。
この日は「 蔵開きまつり 」が催されていました。


振舞い酒もいただき、お祝い気分満載でした〜ICON64


よさこい踊りのようなパフォーマンスが行われていてとっても賑やか!


おっ、売店の中には『 らくたび文庫 』も売ってましたよ!
新酒や梅酒、酒粕などのお買物も楽しかったですね〜。


さあ、お祭りをたっぷり楽しんで、いざ散策へ出発!

土壁のある古い町並を歩き、
到着したのは 中天満神社( なかてんまじんじゃ )です。


創建年代は古くてはっきりとしたことは不明とのことですが、社殿の
一番古い棟札が慶長11年( 1606年 )であることから、それより以前に
創建されたと言われています。


天満神社というくらいですから、もちろんご祭神は、菅原道真公です。
境内にはちゃんと神使の牛さんもいらっしゃいますよ。


この中天満神社周辺には黒土古墳群があり、この神社も古墳の一部で高台にあります。


ここから城陽の市内が一望できるんですね〜icon12


そして、このすぐ側にある龍福寺へ。

龍福寺は、慶長12年( 1607年 )に僧侶の曇誉(どんよ)が創建したのが
始まりと伝えられています。何度が火災で焼失していますが、近年としては
大正12年(1923年)に再び火災で焼失、しかし翌年に再建され、
現在にいたっているそうです。


本殿には立派なお雛様と、お釈迦様のご入滅を忍ぶ涅槃図が飾れてました。


境内に建つこちらの豊川稲荷神社は、大正12年の火災の後、再び火災を
出さないようにという願いを込めて建てられたとか。商売繁盛、家運隆盛の
ご利益もあるそうです。


さていよいよ青谷梅林・梅まつり会場に到着です。
栽培面積、生産量とも府下一を誇る梅園にある約1万本もの梅がお出迎えです。


しか〜し!
みなさんもご存知かと・・・今年は梅の開花が遅れているとは聞いていましたが、
なんと見事に咲いてない!!

これだけは仕方ないですよね〜、自然のことですから。
人間の都合だけで考えちゃあいけませんよねICON49

ご参加いただいた皆さまには、
「 仕方ないよ〜 」とお優しいお言葉をいただきました。
おまけに「 満開のときに来なアカンなぁ 」というお言葉までicon06
さすがは らくたび のお客様です、皆さまお優しい〜ICON35


梅の花が咲いてないことは残念でしたが、個人で来ることがないであろう城陽市を
散策できて良かったなぁ、と思いましたICON65

参加者の皆さま、ほんとに雨の中お疲れさまでした!
来年またリベンジ出来たらいいですねface02


              ご案内 : らくたび代表 山村 純也
              文&写真 : らくたびレポーター 奥村

  


Posted by らくたび  at 09:00Comments(0)その他

2012年03月06日

2月25日(土) 妙心寺玉鳳院と梅の香漂う北野天満宮へ


小雨降る午後、花園駅に集合し
「 雨きつくならへんかったらいいねぇ〜icon03 」などと言いながら
妙心寺へと向かいました。

平安時代、双ヶ丘の麓には四季折々の美しい花が咲き誇ったことから
『 花園 』 と呼ばれた。
その地に室町初期には花園天皇が離宮を営み、のちに禅寺に改められた
ことが妙心寺の始まりです。現在は、臨済宗妙心寺派の大本山で、
広大な敷地に46の塔頭寺院が立ち並んでいます。

山村先生の後ろに見えるのは浴室・明智風呂
光秀の叔父である密宗和尚が光秀の菩提を弔うために建立したとされる。


今回は『 京の冬の旅 』( 〜3/18 )で特別公開されている、妙心寺にとって
最も由緒ある塔頭・玉鳳院を拝観しました。
残念ながら撮影禁止ですが、花園法皇を祀る開山堂「 微笑庵 」や、
狩野派の襖絵、豊臣秀吉の子鶴松の霊屋などをたっぷりと拝見しました。


そして広大な境内にある塔頭寺院の説明をそれぞれ受けながら通り抜け、
東へと進み、地蔵院へと向かいました。

浄土宗・地蔵院( 洛陽三十三所観音霊場の第三十番札所 )
神亀三年 ( 726 )行基が、聖武天皇の勅願により創建したのが始まりである
というほどの歴史をもつ古刹です。こちらは通称 「 椿寺 」と呼ばれている。


写真の椿は「 五色八重散り椿 」といい豊臣秀吉が北野大茶会の縁により
献木したと伝えられています。
現在は二代目で樹齢約100年!、毎年3月下旬〜4月中旬が見頃です。
花びらが一片づつ散るのが特徴で、側に咲く満開の枝垂桜散椿との
競演がみごとなので、その季節にぜひお越しくださいねface02

らくたびご一行様は、「 妖怪ストリート 」と呼ばれる一条通を東へと進みます!
こんな妖怪や、

あんな妖怪が次々に登場します。

妖怪を見てワイワイicon14と言いながら、大将軍八神社へ到着!

大将軍八神社( だいしょうぐんはちじんじゃ )
桓武天皇が平安遷都の際、王城鎮護( 西の方位を守護するため )に
創建された神社です。この神社には素盞鳴尊( スサノオノミコト ) と
その御子( ミコ )八神、暦神八神、そして聖武天皇、桓武天皇と
多くの神様が祀られる ありがた〜い神社です。
方徳殿( 宝物殿 )では貴重なご神像 80体を拝見することができます。


そしていよいよこの後、北野天満宮へ。

まずは天神市で賑わう境内の側にある東向観音寺( ひがしむきかんのんじ )をご参拝。
神仏習合時代の創建で、明治になり神仏分離令がなされた後も神社の
境内の中にお寺がるあるという神宮寺( じんぐうじ )として現存するのは
この東向観音寺のみだとか。
ご本尊は菅原道真自作という十一面観音菩薩です。
( 洛陽三十三所観音霊場の第三十一番札所 )


こちらの境内には、京都学ではかかせない京都三珍鳥居のひとつ
伴氏社にお祀りされている道真公のお母様のお墓があります。


そしてこちらは、土蜘蛛塚と呼ばれる石灯籠。京の町には怨霊めいた
伝承がたくさんあり、その中のひとつがこの土蜘蛛塚です。


     平安時代の武将・源頼光が熱病にかかったが、
     夜中に目覚めると枕元に怪しい僧の姿が・・・。
           斬りつけた血の跡を四天王が追うと巨大な土蜘蛛が!
     これを退治し河原に晒すと、頼光の熱病が治ったという。

このようなコ〜ワいお話が残る『 塚 』は、強いパワーがあるので興味本位で
写真を撮らないようにしましょうICON49

さあ、最後は天満宮さんのご参拝です!
この日は、京都に春の訪れを告げる北野天満宮の梅花祭が
行われていたことから、境内はとっても賑わっていました。


楼門には、あまりにも有名な道真公の歌が詠まれていました。


みなさんが見上げておられるのは・・・そう! 三光門です。
豊富な彫刻の中にある【 日・月・星 】を探しておられるんですね〜。
みなさん、楽しそう〜icon14


境内には約1500本という梅があり、この日は 3分咲きほどでした。
それでも梅の花の芳しい甘〜い香りが立ちこめ、もうすぐそこまで
春がやってきているなぁICON64、と感じることができました。


参加者の皆さま、ほんとうにお疲れ様でした!

北野天満宮・梅宮大社・御苑、城南宮に、隨心院と。
京都の梅の見頃はまだまだこれからです!
お気に入りの梅の名所を訪れてみてくださいねface01

              ご案内 : らくたび代表 山村 純也
              写真 : らくたび会員 五島 千恵様
              文&写真 : らくたびレポーター 奥村  


Posted by らくたび  at 09:00Comments(0)西陣~北野エリア