2009年05月30日
本格的陶芸体験と新緑の奥嵯峨めぐり

今日の京都さんぽは、体験版です!
嵯峨野にある 大覚寺陶房 さんで、手ひねりによる陶芸制作です。
不器用な私にとっては、ハードルの高い挑戦になることでしょう~。
嵯峨野にある 大覚寺陶房 さんで、手ひねりによる陶芸制作です。
不器用な私にとっては、ハードルの高い挑戦になることでしょう~。

工房に到着すると、テーブルには土の固まりが用意されていました。
その土を前にして各自思い思いの器をイメージしながらこねていきす。
私は半年前から茶道を習い始めたので、
せっかくならと、「お抹茶碗」を作ることにしました。
「土をこねる」というのはなんとも気持ちの良いもので……
いつまでもこねこねしていたいくらいでした(笑)。
工房の先生の手ほどきに導かれながら、段々と形になってきます。
その土を前にして各自思い思いの器をイメージしながらこねていきす。
私は半年前から茶道を習い始めたので、
せっかくならと、「お抹茶碗」を作ることにしました。
「土をこねる」というのはなんとも気持ちの良いもので……
いつまでもこねこねしていたいくらいでした(笑)。
工房の先生の手ほどきに導かれながら、段々と形になってきます。

私たちのテーブルにはお抹茶碗を作る人が数人集まってましたが、
みんな形は様々。目標は同じなのに、こんなに個性がでるんですね。
なんて面白いんでしょう!
そうこうしながら、第一の目標であるお抹茶碗が完成して、
残った土で2個目の制作にとりかかります。
私は、お抹茶と一緒にお菓子をいただくお皿と、
小さなお香立てをつくりました。
全てが完成したら、次に「色」を決め、そして作品の底に
刻印代わりの1文字を入れてくださるということなので、
名前から1文字を決めて、作品と共に工房の方にお願いしました。
これで約1ヵ月ほど経てば焼き上がり、手元に届けていただけます。
どんな風に出来上がるのか、楽しみ~!!
陶芸は以前から興味がありましたが、なかなか個人で体験することが
できなかったので、今回はほんとにありがたい企画でした。
一度陶芸を経験すると、その魅力にはまる人が多いと聞きますが、
その気持ちがわかりました。
この大覚寺陶房さんは、個人で行っても陶芸体験できるので、
ぜひ興味のある方はお出かけください。工房のみなさんはとても親切で
優しくてアットホームな雰囲気で、初心者には良いと思います。
みんな形は様々。目標は同じなのに、こんなに個性がでるんですね。
なんて面白いんでしょう!
そうこうしながら、第一の目標であるお抹茶碗が完成して、
残った土で2個目の制作にとりかかります。
私は、お抹茶と一緒にお菓子をいただくお皿と、
小さなお香立てをつくりました。
全てが完成したら、次に「色」を決め、そして作品の底に
刻印代わりの1文字を入れてくださるということなので、
名前から1文字を決めて、作品と共に工房の方にお願いしました。
これで約1ヵ月ほど経てば焼き上がり、手元に届けていただけます。
どんな風に出来上がるのか、楽しみ~!!
陶芸は以前から興味がありましたが、なかなか個人で体験することが
できなかったので、今回はほんとにありがたい企画でした。
一度陶芸を経験すると、その魅力にはまる人が多いと聞きますが、
その気持ちがわかりました。
この大覚寺陶房さんは、個人で行っても陶芸体験できるので、
ぜひ興味のある方はお出かけください。工房のみなさんはとても親切で
優しくてアットホームな雰囲気で、初心者には良いと思います。

初めての陶芸を満喫し、ここからは京都散策でもかなりレアな所への
京都さんぽが始まります。
京都さんぽが始まります。

奥嵯峨にある 直指庵 ( じきしあん )へ。
こちらは嵯峨野巡りの中で最も北の奥にあり、なかなか来れない
穴場的名所です。秋には紅葉の名所でもあるように、
今は新緑が素晴らしく爽やかで穏やかなひとときを過ごさせていただきました。
正保3(1646)年、独照性円禅師が草庵を結んだことに始まり、その後、
明の高僧・隠元禅師に黄檗禅を学び、伽藍を建立するなどし、
直指庵は大寺院になりました。その後、次第に寺院は衰退して
荒廃しましたが、幕末の頃、近衛家の老女・津崎村岡局が再興し、
浄土宗の寺院となり、土地の子女の訓育につくし現在に至っています。
村岡局は、昨年の篤姫に登場していたのが記憶に新しいですね。
境内には村岡局のお墓もあります。そして堂内には「想い出草ノート」が
置かれていて、多くの人が思いを綴っておられます。
開け放たれた堂内で自然の香りに包まれながら、思いにひたり
ノートに綴る……ここでしか味わえない時間があります。
今度は一人で訪れてみたいです。
こちらは嵯峨野巡りの中で最も北の奥にあり、なかなか来れない
穴場的名所です。秋には紅葉の名所でもあるように、
今は新緑が素晴らしく爽やかで穏やかなひとときを過ごさせていただきました。
正保3(1646)年、独照性円禅師が草庵を結んだことに始まり、その後、
明の高僧・隠元禅師に黄檗禅を学び、伽藍を建立するなどし、
直指庵は大寺院になりました。その後、次第に寺院は衰退して
荒廃しましたが、幕末の頃、近衛家の老女・津崎村岡局が再興し、
浄土宗の寺院となり、土地の子女の訓育につくし現在に至っています。
村岡局は、昨年の篤姫に登場していたのが記憶に新しいですね。
境内には村岡局のお墓もあります。そして堂内には「想い出草ノート」が
置かれていて、多くの人が思いを綴っておられます。
開け放たれた堂内で自然の香りに包まれながら、思いにひたり
ノートに綴る……ここでしか味わえない時間があります。
今度は一人で訪れてみたいです。

最後に訪れたのは、石仏群が愛らしい 愛宕念仏寺 。
嵯峨の石仏というと、化野念仏寺が頭に浮かぶと思いますが、
こちらは「愛宕(おたぎ)念仏寺」です。
私は以前から気になっていたのですが、機会がなく初めての拝観です。
奥嵯峨の究極の隠れ寺。なんでも山村先生のお気に入りのひとつだそうですよ。
境内に入ると、多くのの石像がお出迎えしてくださいました。
奈良時代に創建された寺院ですが、大正時代にこの地に移築されました。
昭和56年にお寺の興隆を祈念して、境内を羅漢の石像で充満させたい
と発願し、10年がかりで1200体の石像が一般の参拝者の手によって彫られ、
今ここに並んでいるそうです。
羅漢さんはみんな穏やかなお顔で、厳粛な気持ちになるというより
心が和み癒されます。
手をつないだ羅漢さん、お酒を酌み交わされている羅漢さん、
赤ちゃんを抱いた羅漢さん……様々な表情の羅漢さんに
会いに行ってみてはいかがでしょう。
今回の京都さんぽは、私的には初めてのことばかりで魅力溢れる内容でした。
これからの夏の企画も魅力満載です!
らくたびスタッフさん、楽しみにしていま~す。
そうそう楽しみと言えば、焼き上がった陶芸作品が届くのも楽しみですね。
参加者のみなさん、山村先生、若村先生、お疲れさまでした~!
嵯峨の石仏というと、化野念仏寺が頭に浮かぶと思いますが、
こちらは「愛宕(おたぎ)念仏寺」です。
私は以前から気になっていたのですが、機会がなく初めての拝観です。
奥嵯峨の究極の隠れ寺。なんでも山村先生のお気に入りのひとつだそうですよ。
境内に入ると、多くのの石像がお出迎えしてくださいました。
奈良時代に創建された寺院ですが、大正時代にこの地に移築されました。
昭和56年にお寺の興隆を祈念して、境内を羅漢の石像で充満させたい
と発願し、10年がかりで1200体の石像が一般の参拝者の手によって彫られ、
今ここに並んでいるそうです。
羅漢さんはみんな穏やかなお顔で、厳粛な気持ちになるというより
心が和み癒されます。
手をつないだ羅漢さん、お酒を酌み交わされている羅漢さん、
赤ちゃんを抱いた羅漢さん……様々な表情の羅漢さんに
会いに行ってみてはいかがでしょう。
今回の京都さんぽは、私的には初めてのことばかりで魅力溢れる内容でした。
これからの夏の企画も魅力満載です!
らくたびスタッフさん、楽しみにしていま~す。
そうそう楽しみと言えば、焼き上がった陶芸作品が届くのも楽しみですね。
参加者のみなさん、山村先生、若村先生、お疲れさまでした~!
文/らくたび会員 奥村成美様 写真/らくたび会員 岩崎守男様
2009年05月16日
宇治の茶園で新茶の茶摘体験

茶は養生の仙薬なり。延命の妙術なり
(お茶は体を健康にする働きがあります。たくさん飲んで長生きしましょう)
鎌倉時代に 栄西 によって書かれたわが国初のお茶に関する本 『喫茶養生記』 には
お茶についてこのように書かれています。
今から約800年前、明恵上人は栂尾で栄西から譲り受けた茶種の栽培に
成功しました。そしてその後、宇治でもお茶の栽培を始め
宇治茶の長~い長~い歴史が始まりました。
この日の京都さんぽは、そんな日本を代表する茶処宇治で新茶摘みの体験です。
集合は近鉄小倉駅。ここから歩いて10分程でこの日お世話になる
吉田銘茶園 さんに到着しました。あれっ!?
(お茶は体を健康にする働きがあります。たくさん飲んで長生きしましょう)
鎌倉時代に 栄西 によって書かれたわが国初のお茶に関する本 『喫茶養生記』 には
お茶についてこのように書かれています。
今から約800年前、明恵上人は栂尾で栄西から譲り受けた茶種の栽培に
成功しました。そしてその後、宇治でもお茶の栽培を始め
宇治茶の長~い長~い歴史が始まりました。
この日の京都さんぽは、そんな日本を代表する茶処宇治で新茶摘みの体験です。
集合は近鉄小倉駅。ここから歩いて10分程でこの日お世話になる
吉田銘茶園 さんに到着しました。あれっ!?

“茶畑”と聞いていたので斜面に広がる一面の緑を想像していたのですが、
なんだか普通の畑のようです。
それに一面の緑じゃなく、茶畑には覆いがしてあるし……。
ちょっと疑問を抱いていたのですが、この謎は吉田銘茶園のご主人
吉田さんの説明を聞いてすぐに解決しました。
なんだか普通の畑のようです。
それに一面の緑じゃなく、茶畑には覆いがしてあるし……。
ちょっと疑問を抱いていたのですが、この謎は吉田銘茶園のご主人
吉田さんの説明を聞いてすぐに解決しました。

説明によると……お茶の栽培には大きく分けて2つあるそうです。
1つはお茶に覆いを被せて栽培する「覆下園(おおいしたえん)」、
もう1つは覆いをしないで育てる「露天園」。
私が「♪夏も近づく八十八夜~♪」の歌でイメージしていた
“斜面に広がる緑の茶畑”は「露天園」の方であり、
ここ吉田銘茶園さんは「覆下園」の方だったのです。
覆下園では4月に新芽が出ると葦簀(よしず:ヨシの木の茎を編んだ
すだれのようなもの)、ワラ、化学繊維などで覆いをして
日光を遮ることにより、渋みが少なく、まろやかなお茶ができるそうです。
そう、ここで栽培されていたのは最高級の玉露用のお茶の葉!!
1つはお茶に覆いを被せて栽培する「覆下園(おおいしたえん)」、
もう1つは覆いをしないで育てる「露天園」。
私が「♪夏も近づく八十八夜~♪」の歌でイメージしていた
“斜面に広がる緑の茶畑”は「露天園」の方であり、
ここ吉田銘茶園さんは「覆下園」の方だったのです。
覆下園では4月に新芽が出ると葦簀(よしず:ヨシの木の茎を編んだ
すだれのようなもの)、ワラ、化学繊維などで覆いをして
日光を遮ることにより、渋みが少なく、まろやかなお茶ができるそうです。
そう、ここで栽培されていたのは最高級の玉露用のお茶の葉!!

期待が膨らむ中、吉田さんのご指導のもとさっそくお茶摘みの始まりです。
お茶摘みのポイントはただ1つ、「新芽を摘むこと」。
去年の葉が硬くて濃い緑色なのに対して、新芽は柔らかく
鮮やかな色をしています。その葉だけを選んで摘み取っていくのです。
初めはどの葉が去年でどの葉が新芽なのかがわからず、
「吉田さ~ん、これは新芽ですか?」とお伺いしていたのですが、
次第にコツもつかめてきました。
お茶摘みをしながらおしゃべりをする余裕も出て(?)
吉田さんご夫妻から宇治茶の歴史、栽培方法、お茶の選び方、
淹れ方、保存方法などを教えていただきました。
お茶摘みのポイントはただ1つ、「新芽を摘むこと」。
去年の葉が硬くて濃い緑色なのに対して、新芽は柔らかく
鮮やかな色をしています。その葉だけを選んで摘み取っていくのです。
初めはどの葉が去年でどの葉が新芽なのかがわからず、
「吉田さ~ん、これは新芽ですか?」とお伺いしていたのですが、
次第にコツもつかめてきました。
お茶摘みをしながらおしゃべりをする余裕も出て(?)
吉田さんご夫妻から宇治茶の歴史、栽培方法、お茶の選び方、
淹れ方、保存方法などを教えていただきました。

お茶摘みを満喫した後は製茶工場の見学です。
製茶の工程は“蒸す”、そして“揉んで乾かす”を3段階。
それぞれの工程後に茶葉の試食をさせていただき、
“葉っぱがお茶に変わっていく”その感動的な過程を目と味で確認しました。
それにしても本当に不思議……最初は葉っぱの味しかしなかったのが、
味付けも何もしていないのに最後にはまろやかな
香り高いお茶になっているのですから。
製茶の工程は“蒸す”、そして“揉んで乾かす”を3段階。
それぞれの工程後に茶葉の試食をさせていただき、
“葉っぱがお茶に変わっていく”その感動的な過程を目と味で確認しました。
それにしても本当に不思議……最初は葉っぱの味しかしなかったのが、
味付けも何もしていないのに最後にはまろやかな
香り高いお茶になっているのですから。

この後吉田さんの作られたおいしいお茶をいただきながら、
家庭での製茶方法を教えていただきました。
そうです、この日の京都さんぽはお土産付き!
自分達で摘んだお茶の葉をいただいて帰れるのです。
しかも、いただいた葉は最高級の玉露用ですから
成功すれば5000円以上とのこと。これは頑張らねばなりません。
吉田さんはこの後のさんぽにも同行くださり、山政小山園さんでは
抹茶のもととなる碾茶(てんちゃ:碾茶を挽くと抹茶になります)
の製造工程も説明していただきました。
お忙しい時期にも関わらず本当にありがとうございました。
こうしてこの日の京都さんぽはお茶、お茶、お茶、と
お茶づくしの楽しい散策となりました。
しかし、、、まだまだ楽しみは終わりません!
摘んできた茶葉でのお茶作りが待っています。
ここからは「らくたび京都さんぽ~番外編~」と称して、
参加者の松山さんのお茶作りの様子をご紹介しましょう。
★★★ 写真・文: 松山哲也さま&奥さま ★★★
家庭での製茶方法を教えていただきました。
そうです、この日の京都さんぽはお土産付き!
自分達で摘んだお茶の葉をいただいて帰れるのです。
しかも、いただいた葉は最高級の玉露用ですから
成功すれば5000円以上とのこと。これは頑張らねばなりません。
吉田さんはこの後のさんぽにも同行くださり、山政小山園さんでは
抹茶のもととなる碾茶(てんちゃ:碾茶を挽くと抹茶になります)
の製造工程も説明していただきました。
お忙しい時期にも関わらず本当にありがとうございました。
こうしてこの日の京都さんぽはお茶、お茶、お茶、と
お茶づくしの楽しい散策となりました。
しかし、、、まだまだ楽しみは終わりません!
摘んできた茶葉でのお茶作りが待っています。
ここからは「らくたび京都さんぽ~番外編~」と称して、
参加者の松山さんのお茶作りの様子をご紹介しましょう。
★★★ 写真・文: 松山哲也さま&奥さま ★★★


①茶葉とホットプレート以外に準備するもの。
軍手・サランラップ、お箸、キッチンペーパーです。
②サランラップで包み電子レンジで加熱するとこうなります。
③葉が重ならない様にしながらホットプレートで加熱します。
工場では空中に飛ばしてヒラヒラと舞わせて、重なりを防いでいましたね。
④お箸でまぜながら、ホットプレートで加熱します。
⑤キッチンペーパーを敷いて、最後の加熱をして、葉がチクッと刺す様になったら
完成です。とってもいい香りがします。
⑥左がプロが製茶した葉(10グラム) 右が私が作った製茶した
葉(5グラム)やっぱり密度が違いますね。
⑦合計30グラムを製茶する事ができました。マイ茶の完成です。
⑧少々薄味ですが、その未完成ぶりがなんともいとおしく、
おいしく飲むことができました。
私も初めてのお茶作りでしたが、まろやかな風味のおいしいお茶ができました。
子供の頃はジュースよりもお茶が好き。
大人になってからはコーヒーは飲めないけれど、日本茶、紅茶、中国茶、
と「お茶」ならなんでも(もちろん抹茶のお菓子も)大好きな私なのですが、
今までお茶ができる過程というものを考えたこともありませんでした。
私を毎日ほっこりさせてくれていたお茶はこんなにたくさんの苦労と
工夫の積み重ねでできていたのですね。
お茶の栽培、加工方法を教えていただき、それを私自身も
体験できたことでますますお茶が好きになりました。
これからも健康パワー溢れるお茶を飲みながら、人と語らえる時間や
自分自身が安らげる時間を大切にしていきたいなぁ……
と感じた京都さんぽとなりました。
軍手・サランラップ、お箸、キッチンペーパーです。
②サランラップで包み電子レンジで加熱するとこうなります。
③葉が重ならない様にしながらホットプレートで加熱します。
工場では空中に飛ばしてヒラヒラと舞わせて、重なりを防いでいましたね。
④お箸でまぜながら、ホットプレートで加熱します。
⑤キッチンペーパーを敷いて、最後の加熱をして、葉がチクッと刺す様になったら
完成です。とってもいい香りがします。
⑥左がプロが製茶した葉(10グラム) 右が私が作った製茶した
葉(5グラム)やっぱり密度が違いますね。
⑦合計30グラムを製茶する事ができました。マイ茶の完成です。
⑧少々薄味ですが、その未完成ぶりがなんともいとおしく、
おいしく飲むことができました。
私も初めてのお茶作りでしたが、まろやかな風味のおいしいお茶ができました。
子供の頃はジュースよりもお茶が好き。
大人になってからはコーヒーは飲めないけれど、日本茶、紅茶、中国茶、
と「お茶」ならなんでも(もちろん抹茶のお菓子も)大好きな私なのですが、
今までお茶ができる過程というものを考えたこともありませんでした。
私を毎日ほっこりさせてくれていたお茶はこんなにたくさんの苦労と
工夫の積み重ねでできていたのですね。
お茶の栽培、加工方法を教えていただき、それを私自身も
体験できたことでますますお茶が好きになりました。
これからも健康パワー溢れるお茶を飲みながら、人と語らえる時間や
自分自身が安らげる時間を大切にしていきたいなぁ……
と感じた京都さんぽとなりました。
文/らくたび会員 森明子様 写真/らくたび会員 岩崎守男様・松山哲也様
2009年05月04日
稲荷山 千本鳥居登山と新緑の東福寺を歩く

晴天の中、今日は 伏見稲荷登山 です!
私自身、伏見稲荷の奥の院までは来たことがあるのですが、
稲荷山登山は初めてなので、ちょっと不安な状態でスタートしました。
私自身、伏見稲荷の奥の院までは来たことがあるのですが、
稲荷山登山は初めてなので、ちょっと不安な状態でスタートしました。

まずは全員で本殿にて今日の安全を祈願しました。
そして奥の院まで進むとまずは、 おもかる石 ですね!2つの石灯篭があります。
この灯篭の前で願い事を念じて石灯篭の一番上にある丸い石をを持ち上げます。
そのときに感じる重さが、自分が予想していたよりも軽ければ願い事が叶い、
重ければ残念ながら願いは叶い難いということです。
皆さん童心に返ったようにはしゃぎながら、
次々に石を持ち上げておられました(笑)
そして奥の院まで進むとまずは、 おもかる石 ですね!2つの石灯篭があります。
この灯篭の前で願い事を念じて石灯篭の一番上にある丸い石をを持ち上げます。
そのときに感じる重さが、自分が予想していたよりも軽ければ願い事が叶い、
重ければ残念ながら願いは叶い難いということです。
皆さん童心に返ったようにはしゃぎながら、
次々に石を持ち上げておられました(笑)

さあ、いよいよこの後、山頂の一ノ峯の社を目指して登山開始です。
稲荷山の登山入口の鳥居からどんどん進んで行きます。
奥の院までの参道は、整然と鳥居が並んでいますが、ここからの登山道は
鳥居だけでなく、多くの社殿が無数に並んでいます。
歴史が物語るように、昔からここに佇んでいる社殿にはお社を祀ってある他に
石に注連縄を張り祀ってある社殿がたくさんあり驚きました。
登山道は急な傾斜もありますが比較的ゆるやかで、
階段もありますが普通の登山道もあり、思ったより行けそうです(笑)
稲荷山の登山入口の鳥居からどんどん進んで行きます。
奥の院までの参道は、整然と鳥居が並んでいますが、ここからの登山道は
鳥居だけでなく、多くの社殿が無数に並んでいます。
歴史が物語るように、昔からここに佇んでいる社殿にはお社を祀ってある他に
石に注連縄を張り祀ってある社殿がたくさんあり驚きました。
登山道は急な傾斜もありますが比較的ゆるやかで、
階段もありますが普通の登山道もあり、思ったより行けそうです(笑)

景色の良い四ツ辻に到着です。
すでに一汗かいて、市内を一望できる休憩所で一服~。
そよぐ風が心地よかったです。
すでに一汗かいて、市内を一望できる休憩所で一服~。
そよぐ風が心地よかったです。

さあここからが本番。さらに三ノ峯、ニノ峯と登って行き、
山頂が一ノ峯です。一ノ峯に続く参道には、今まで以上に小さな社殿が
次々に現れます。
その社殿の前には、このエリアまで月参りされる方のためにでしょうか、
それぞれ茶店があります。
そこには神様にお供えするためのお供え物がたくさん並んでいます。
ここまでは手ぶらでこられて、茶店でお供え物を購入し、
供えられるのでしょう。この光景は、稲荷山ならではのような気がしました。
どんどん進みます。この辺りは階段がずーっと、ずーっと続きます。
ひたすら登って行き、いよいよ山頂に到着!
さぞかし素晴らしい景色がお出迎え~、と思いきや、
なんと一ノ峯のお社が鎮座する神妙なる聖地でした。
そうか、眺望を楽しむための登山ではないんですよね。
皆さん無事に頂上まで到達しそれぞれ参拝して、いざ下山です。
階段をどんどん下ると、さきほどの四ツ辻に戻ってきて、
ここでまた休憩~。あとは、稲荷大社の社殿には戻らず、
行きとは異なる道を下り次の目的地に向います。
景色のよい箇所をいくつか楽しみながら、
東福寺の辺りまで降りてきました。
山頂が一ノ峯です。一ノ峯に続く参道には、今まで以上に小さな社殿が
次々に現れます。
その社殿の前には、このエリアまで月参りされる方のためにでしょうか、
それぞれ茶店があります。
そこには神様にお供えするためのお供え物がたくさん並んでいます。
ここまでは手ぶらでこられて、茶店でお供え物を購入し、
供えられるのでしょう。この光景は、稲荷山ならではのような気がしました。
どんどん進みます。この辺りは階段がずーっと、ずーっと続きます。
ひたすら登って行き、いよいよ山頂に到着!
さぞかし素晴らしい景色がお出迎え~、と思いきや、
なんと一ノ峯のお社が鎮座する神妙なる聖地でした。
そうか、眺望を楽しむための登山ではないんですよね。
皆さん無事に頂上まで到達しそれぞれ参拝して、いざ下山です。
階段をどんどん下ると、さきほどの四ツ辻に戻ってきて、
ここでまた休憩~。あとは、稲荷大社の社殿には戻らず、
行きとは異なる道を下り次の目的地に向います。
景色のよい箇所をいくつか楽しみながら、
東福寺の辺りまで降りてきました。

登山の後は、東福寺の塔頭・ 光明院 を参拝し、重森三玲氏の作庭
「波心の庭」で至福のひとときです。
ちょうどツツジが見頃を迎えており、素晴らしい美しさです。
観光寺院ではないこの光明院さんでは、季節折々表情の異なるお庭を
ゆっくりと座し拝見できます。秋の紅葉もステキですよ。
「波心の庭」で至福のひとときです。
ちょうどツツジが見頃を迎えており、素晴らしい美しさです。
観光寺院ではないこの光明院さんでは、季節折々表情の異なるお庭を
ゆっくりと座し拝見できます。秋の紅葉もステキですよ。

この後、 東福寺 を参拝し、通天橋を通り青紅葉を楽しんでから、
解散となりました。
今回も老若男女が多数参加しましたが、皆さん無事に
伏見稲荷大社・一ノ峯の社まで到達することができて良かってですね。
これも らくたびさんならではのツアーです。
京都に住んでいながらも、なかなか機会がないと稲荷登山はできないので
良い経験をさせていただきました。ありがとうございました!
そして、皆さんおつかれさまでした!!
解散となりました。
今回も老若男女が多数参加しましたが、皆さん無事に
伏見稲荷大社・一ノ峯の社まで到達することができて良かってですね。
これも らくたびさんならではのツアーです。
京都に住んでいながらも、なかなか機会がないと稲荷登山はできないので
良い経験をさせていただきました。ありがとうございました!
そして、皆さんおつかれさまでした!!
文/奥村成美様 写真/鴨田一美様
2009年05月03日
「ならたび」 東大寺・春日大社・興福寺を訪ねて

初めての奈良での開催となった京都さんぽ。その為今回は
「ならたび」と銘打たれています。集合場所である近鉄奈良駅の行基菩薩噴水前には
30名の参加者が集まりました。
「ならたび」と銘打たれています。集合場所である近鉄奈良駅の行基菩薩噴水前には
30名の参加者が集まりました。

初めての奈良ということもあり集合した参加者の皆様のテンションは
いつもより高いようです(笑)。
今回のならたびでは、日本で二番目の広さを誇る奈良公園に点在する
東大寺・春日大社・興福寺と奈良観光の王道をめぐります。
さすがにGWですね、奈良公園一帯は大勢の観光客が訪れていました。
いつもより高いようです(笑)。
今回のならたびでは、日本で二番目の広さを誇る奈良公園に点在する
東大寺・春日大社・興福寺と奈良観光の王道をめぐります。
さすがにGWですね、奈良公園一帯は大勢の観光客が訪れていました。

まずは 東大寺 を訪れます。
東大寺は8世紀に聖武天皇が国力をつくして建立した華厳宗の大本山です。
奈良の大仏として知られる昆盧舎那仏が御本尊で、
国宝の 南大門 が出迎えてくれます。
この南大門には慶派の仏師によって作られた8.4mの木造金剛力士像があり、
門をくぐる人達を厳しい眼で睨んでいます。
東大寺は8世紀に聖武天皇が国力をつくして建立した華厳宗の大本山です。
奈良の大仏として知られる昆盧舎那仏が御本尊で、
国宝の 南大門 が出迎えてくれます。
この南大門には慶派の仏師によって作られた8.4mの木造金剛力士像があり、
門をくぐる人達を厳しい眼で睨んでいます。

南大門をくぐるといよいよ 大仏殿 が見えてきます。
大仏殿は創建以来2度にわたる兵火によって焼失しており、現在の大仏殿は
江戸時代に再建されたものです。横幅は創建当初より3分の2に
縮小されていますが、木造建築物として日本最大級を誇っています。
大仏殿にはある昆盧舎那仏は創建当初の部分が台座、腹、指の
ごく一部し残っていませんが国宝に指定されています。
尊像は像高が14.98mあり重さは380tと推定されています。
その大きさはまさに圧巻!!その大きな御身体で多くの人々を
救ってきたのでしょうね。ちなみに螺髪は966個。多い……
大仏殿は創建以来2度にわたる兵火によって焼失しており、現在の大仏殿は
江戸時代に再建されたものです。横幅は創建当初より3分の2に
縮小されていますが、木造建築物として日本最大級を誇っています。
大仏殿にはある昆盧舎那仏は創建当初の部分が台座、腹、指の
ごく一部し残っていませんが国宝に指定されています。
尊像は像高が14.98mあり重さは380tと推定されています。
その大きさはまさに圧巻!!その大きな御身体で多くの人々を
救ってきたのでしょうね。ちなみに螺髪は966個。多い……

大仏殿を後にした一行は、お水取りの行事が行われる 二月堂 、
国宝の不空羂索観音がある 三月堂 をそれぞれめぐります。
二月堂からの眺めはとても綺麗でしたねえ。
その後一行は昼食のため一旦解散となりました。
国宝の不空羂索観音がある 三月堂 をそれぞれめぐります。
二月堂からの眺めはとても綺麗でしたねえ。
その後一行は昼食のため一旦解散となりました。

昼食後、再集合した一行は 春日大社 を目指します。
西回廊にある慶賀門を入った所に「砂ずりの藤」が棚作りであります。
花房が1m以上にも延び砂にすれるということから
この呼名がつけられたそうです。
ちょうど見頃を迎えており紫の花がとても艶やかでした。
西回廊にある慶賀門を入った所に「砂ずりの藤」が棚作りであります。
花房が1m以上にも延び砂にすれるということから
この呼名がつけられたそうです。
ちょうど見頃を迎えており紫の花がとても艶やかでした。

参拝の後長い表参道を西へ下り最後の目的地である 興福寺 、 猿沢池 を
目指します。奈良公園の西端に位置している興福寺も見所が満載です。
国宝である五重塔。薬師如来、日光・月光菩薩が安置されている東金堂。
さらには西国三十三所観音霊場9番札所である南円堂。
ほとんどの建築物・彫刻が国宝・重要文化財に指定されている
魅力溢れる寺院です。しかし、阿修羅像を含む八部衆、十大弟子は
東京・九州へお出かけをされているため
残念ながら小顔でスリムなその御姿を拝見することはできませんでした。
今秋には再び拝見することができますので、秋には必ず会いに来ます!!
目指します。奈良公園の西端に位置している興福寺も見所が満載です。
国宝である五重塔。薬師如来、日光・月光菩薩が安置されている東金堂。
さらには西国三十三所観音霊場9番札所である南円堂。
ほとんどの建築物・彫刻が国宝・重要文化財に指定されている
魅力溢れる寺院です。しかし、阿修羅像を含む八部衆、十大弟子は
東京・九州へお出かけをされているため
残念ながら小顔でスリムなその御姿を拝見することはできませんでした。
今秋には再び拝見することができますので、秋には必ず会いに来ます!!

南円堂を下がった所に猿沢池はあります。
天平21年(749年)に造られた人工池です。
澄まず濁らず、出ず入らず、蛙湧かず藻が生えず、魚七分に水三分
という七不思議や幾つかの伝説がありとても不思議な池です。
興福寺五重塔が周囲の柳と一緒に水面に映る風景はとても美しく、
奈良八景の一つとなっています。
今回のならたびは猿沢池で解散です。
初めての奈良での開催。天候にも恵まれ非常に満喫できました。
今後、2回・3回と続くことを期待しながら奈良をあとにしました。
天平21年(749年)に造られた人工池です。
澄まず濁らず、出ず入らず、蛙湧かず藻が生えず、魚七分に水三分
という七不思議や幾つかの伝説がありとても不思議な池です。
興福寺五重塔が周囲の柳と一緒に水面に映る風景はとても美しく、
奈良八景の一つとなっています。
今回のならたびは猿沢池で解散です。
初めての奈良での開催。天候にも恵まれ非常に満喫できました。
今後、2回・3回と続くことを期待しながら奈良をあとにしました。
文/らくたび会員 森田和宏様 写真/らくたび会員 鴨田一美様
タグ :奈良