2011年11月30日
11月23日(水・祝)紅葉の高雄から清滝渓谷へ。川床で京料理

いよいよ紅葉シーズン本番!今回の京都さんぽは
紅葉ピークを迎えている高雄〜保津峡を歩くツアーです。
JR花園駅まで昼食場所のもみぢ家さんにお迎えに来ていただき、
高雄までらくらくでした

まずは、平安時代の古くから紅葉の名所として誉れ高い
高雄・神護寺へ。

国宝・薬師如来立像が祀られている、金堂前のモミジも
鮮やかに色づいていました。
ここでたっぷりと若村先生の解説です!
このあと解散し、それぞれに神護寺を堪能しました。

まるで絵画のような彩りです。
ここだけではなく、どこもほんとにキレイでした。

さあ、お待ちかねの昼食タイム♪
高雄「 もみぢ家 」さんで紅葉に包まれた川床で
清滝川を眺めながら湯豆腐料理をいただきました。

こちらのお豆腐は、嵯峨野名物・森嘉さんのお豆腐、
やわらかく優しいお味は絶品でした!

身体も温まり ほっこり としたところで、さあ午後の散策開始です!
これから清滝川の渓谷美を見ながら東海自然歩道を約7km歩きます。
この先にある紅葉の美しさに期待を寄せながら歩みを進めました。

まっすぐに延びる北山杉、
お客様の背丈と比べるとかなり高く延びるんですね。
でもこの中でも一級品とされるのはほんの数パーセントだとか。
ほんとに貴重な自然の恵みなんですね。

紅葉が美しい山の景色を見ながらにどんどん進みます。

谷を下り橋を渡り。

清滝川の渓谷美を堪能しながら自然歩道を進みます。

真っ赤に色づいた愛宕山登山道の入口までやって来ました!

この辺りの景色は素晴らしかった〜。
一時解散場所の清滝に到着。
この後もほとんどの方がゴールの保津峡に向かいました!

こんな鉄橋を渡り。

あんな橋も渡り。

ゴールまでもう少し。

向こうの方からガタゴトと音がして・・・、
うわー、保津川下りの船がやってきましたよ♪
とうとう清滝川〜保津川に至りました!

そしてトンネルを抜けると、
その先の方に見えるのが鉄橋の上にある「保津峡駅」

そうです、ゴール地点です!
今回は初めての参加者さんもたくさんいらっしゃいましたが
みなさん元気に完歩されました。
絶景の紅葉と、絶品の京料理をいただき、そして天候にも恵まれ
秋を満喫しとっても素敵な一日となりました。


この「保津峡駅」電車を待っていても鉄橋が揺れます、あーコワい!
こんな駅ってほかにもあるんでしょうかね

文・写真/らくたび会員 奥村なるみ
2011年11月07日
10月29日(土)牛若丸ゆかりの地を歩き孤篷庵で文化を感じる

この日は 洛北・紫竹 を さんぽ です!
地下鉄・北山駅で集合し植物園の北側から西へ、西へと進んで行きます。
「 前方に見えているのは光悦寺などがある鷹峯の山ですよ〜 」の
声に一同 「 へぇ〜」と納得!

閑静な住宅地を経て、まずは久我神社へ。
こちらは上賀茂神社の境外摂社。

そして、こちらの貴船神社も、明治時代まで
上賀茂神社の摂社でした。

いずれも元々は、
この地は古くから賀茂別雷神社( 上賀茂神社 )の
荘園だったことからその歴史を今に伝えています。
手水には葵が・・・。

さあ、この先は源氏の棟梁・源義朝の別邸があったことから
牛若丸( 源義経 )ゆかりの史跡が点在する地をめぐります。
日蓮宗の立派なのぼりがはためくのは常徳寺( じょうとくじ )。
牛若丸の母である常盤御前が安産祈願した
「 常盤地蔵 」が安置されています。

「 牛若丸誕生井碑 」
常盤御前がこの地で牛若丸を産んだと伝わることから、
産湯に使ったといわれる井戸があります。

「 牛若丸胞衣塚( えなづか )」
畑の中に立つ松の木の下に
「へその緒」を祀ったとされる塚が残っています。

この後に訪れるのですが、不思議なことに?、
牛若丸の産湯の井戸の石碑がもうひとつあるんです。
「 源義経産湯の遺跡碑 」といい個人のお宅の前にあります。
牛若丸が生まれたのは古の昔・・・それもロマンかな。
光念寺( こうねんじ )は、常盤御前の守り本尊である
「 腹帯地蔵 」が安置されています。
公開寺院ではありませんが、来年の大河ドラマ『 平清盛 』にちなみ
ご案内することになると思います、と若村先生談・・・お楽しみに!

ここまで結構歩きましたよ〜、でも今回はここで休憩タイムです♪
今宮神社の門前名物「 あぶり餅 」で一服して、厄除けを願います。

今宮神社はほんのり秋色に染まっていました


そしていよいよ本日のメインイベント!
大徳寺の塔頭「 孤篷庵(こほうあん)」の参拝です。
久しぶりの特別公開ということで多くの方がいらっしゃいました。

小堀遠州が創建した名刹で、著名な茶室・忘筌席と
美しいお庭を拝見し心があらわれました。
残念ながら写真撮影はNG。
山門前にかかる橋を横から撮影しました。
会員様に「 良いアングルがあるよ 」と教えていただきました


全行程 約4.5kmを歩きましたが、皆さんお元気です!
リタイアされる方もなく楽しくツアーを終えることができました。
ほんとに皆さんお疲れさまでした!
文・写真/らくたび会員 奥村なるみ
2011年11月02日
11月2日(水)京都御所の一般公開と厚凛ランチ

11月2日(水)のらくたび京都さんぽ
「京都御所 秋の一般参観と厚凛で町家ランチ」が開催されました。
いよいよ秋本番!ということで・・・この日は≪3つの秋≫を
お楽しみいただくスペシャルな散策です!
11時半に京阪・神宮丸太町駅に集合後、御所の東にある
大人気のお店 「厚凛(こうりん)」 にてランチ♪
築75年の趣のある町家で1つ目の秋≪食欲の秋≫を満喫。
ワイワイとおしゃべりにも花が咲き、楽しい昼食となりました。
続いて同志社英学校の創設者・新島襄先生がかつて暮らしておられた
「新島旧邸」へ。
明治11年に建てられた建物は、和に洋を取り入れた独特のスタイル。
新島先生は幕末に函館からアメリカへ脱国。10年後に帰国し、
明治8年にこの地で学校教育をスタートされました。当時の生徒は
わずか8人だったとか。
ちょっと気が早いですが・・・
2013年の大河ドラマは新島先生の妻・八重さんが主人公。
話題を先取りです!(早すぎ?)
続いて「京都御苑」を散策。2つ目の秋≪運動の秋≫です。
緑豊かな木々のトンネルを歩いてリフレッシュ。心地よい散歩となりました。
そして、いよいよ、本日のメインへ。
宮廷の雅を今に伝える「京都御所の一般参観」では、3つ目の秋
≪文化の秋≫をお楽しみいただきます。
現在、京都府の各地で「国民文化祭」が開催されていることもあって、
御所内には人形や生け花の展示があり、とても華やいだ雰囲気。
参加者の皆さまからは「きれいやねぇ~」の声が。
御所の中でもっとも重要な儀式が行われた「紫宸殿」の前にある2本の樹木。
向かって右を「左近の桜」、向かって左を「右近の橘」と呼ぶ訳を
ご紹介すると、「ここで説明を聞くと納得できるわ!」と言っていただきました。
天皇が日常生活を送られた「清涼殿」では、御所詞(ことば)をご紹介。
「魚は“おまな”と呼ばれ、“おまな”を調理した板が・・・」
「まないた!」 大正解~!!(拍手、拍手)
御所の雅を存分に感じたあとは、御所の西にある「護王神社」へ。
祭神・和気清麻呂が足のケガで困っていた時に、イノシシが助けて
くれたことから、「足腰丈夫祈願」の神社として厚く信仰されています。
参加者の皆さまが、これからも元気に歩いて京都散策を楽しんで
いただけることを祈願し、この日の散策は終了となりました。
ご参加いただきました皆さま、ありがとうございました。
ご案内・写真・文/らくたび 森 明子
受付・添乗/富田 啓子