2012年04月14日

4月7日(土) 春爛漫の哲学の道と椿名所・霊鑑寺の特別公開へ


待ち遠しい桜の季節がやってきました!
今回は34名もの参加者様が集い、ソメイヨシノが咲き誇る京都の
桜の名所のひとつ岡崎界隈から哲学の道への散策が始まりました。

まずは地下鉄東山駅より白川沿いに歩みを進めました。
そして見えてきたのは、平安神宮の大鳥居です。
愛らしい桜と朱塗りの鳥居が美しいこの光景、いいですねぇ〜。


【 岡崎桜回廊十石舟めぐり 】
琵琶湖疏水と桜、今や大人気となってますね。
なんと絵になる風景でしょう〜face02


そして我らご一行は、桜並木が続く京都市美術館の敷地を通り抜け
東へと向かいます。


日本で二番目に古いという歴史をもつ京都市動物園を横切り、
着いたところは立派な門が建つ白河院址へ。


現在は美術館や図書館などが集まる文化ゾーンの岡崎一帯も、
平安時代には大河ドラマ『 平清盛 』に登場した白河法皇が営んだ白河院を中心に、
歴代天皇の御願寺が立ち並ぶ壮大な仏教ゾーンでした。


咲き始めたばかりの野村別邸前の桜並木を愛でながら、南禅寺へと・・・。


桜の季節、桜の名所と言われてるわけでもない禅寺・南禅寺。
それでもやはり貫禄ですね〜、境内は多くの参拝者で賑わってました!


境内の北側にはこのように白壁が美しい通りがあり、こちらは
この季節最も美しくなります。
以外と知られてなくゆっくりと桜を楽しめるICON144南禅寺の穴場的なエリアですよICON65


そして哲学の道への入口にある
熊野若王子神社( くまのにゃくおうじじんじゃ )
熊野神社、新熊野神社とともに称される「京都三熊野」のひとつで、
こちらの濃厚な桃色の花を付ける110本の陽光桜が咲き誇る
【 桜花苑 】は桜の名所です。


満開まであと少し、といった哲学の道の桜並木を進み、
狛ねずみが人気の大豊神社に到着です。


なごりの枝垂れ梅と、咲き始めの枝垂れ桜との競演は、まさに春爛漫ですね!


皆さま、桜サクラと浮かれてるわけではありません。
若村先生のお話を熱心に聞いておられますICON59


そうそう、こちらが人気の狛ねずみさん。

この季節は可愛らしく椿のお飾りでおしゃれさんですicon06


この後、本日の行程で皆さんが最も楽しみにしておられた霊鑑寺の参拝です!

【 霊鑑寺( れいがんじ )】普段非公開
青空に映え威風堂々とした山門がお出迎えです。
門前から格式が高いことが伺い知れますね。


江戸初期に後水尾天皇が創建した霊鑑寺は、歴代皇女が住持を継承してきた
格式高い門跡尼院のひとつです。
天皇が愛でられた樹齢300年を越える名椿・日光椿をはじめ、
約200本もの椿が咲き誇る名所です!


樹齢300年の日光椿は、今も大きく枝を広げ私たちを迎えてくれます。



200本もの椿は、ところ狭しと花をつけています。


散り椿も鮮やかですが、名残惜しいですね。


スタートからゴールまで、どこを歩いてもICON144桜が咲きICON144
春爛漫の京都をたっぷりと満喫した散策となりました!

参加者の皆さま、楽しい時間をご一緒できて幸せicon06でした。

京都の桜はこれからは遅咲きの桜へと映り行き、まだまだこれからです。
存分にこの華やかな季節を楽しんでくださいねface02

              ご案内 : らくたび代表 若村 亮
              写真 : らくたび会員 五島 千恵様
              文&写真 : らくたびレポーター 奥村




  


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2011年07月25日

7月25日 かぼちゃ供養と夏の旅特別公開・大寧軒へ

7月25日(月) らくたび京都さんぽ
「安楽寺の鹿ヶ谷かぼちゃ供養と京の夏の旅・特別公開 大寧軒へ」が
開催されました。

地下鉄・蹴上駅をスタート。トンネルを抜けると・・・

そこは南禅寺 大寧軒。

明治時代の茶人で藪内流の家元であった
藪内紹智(やぶのうちじょうち)によって造られた池泉回遊式庭園。

苑内には風情ある茶室が建ち、飛び石の打ち方や苑路にも趣向をこらした
路地風の庭園が期間限定で見学できます。

優雅な曲線を持つ池があり、流れる豊かな水は琵琶湖疏水を利用。

また、せせらぎの中に組まれた石造りの「三柱鳥居」は太秦の蚕ノ社
(かいこのやしろ)の鳥居を模したものと言われ、印象的な眺めを作りだしています。

美しい水の流れと豊かな木々に、しばし暑さを忘れてほっこり。

続いては南禅寺境内へ。

歌舞伎の演目のなかで、大泥棒・石川五右衛門が「絶景かな~」と
その眺めを感嘆する三門。

この三門をくぐり抜ける瞬間、私の一番好きな景色がこちら。

素敵だと思いませんか・・・?

その後、哲学の道へ。
最近京都に引越して来られたNさんは「今日、初めて哲学の道を歩きます」
とのこと。これからも、いろんな季節に歩いてみてくだいね。

大豊神社では狛ねずみがお待ちかね。


大豊神社は12月~3月にかけて、椿の名所でも有名。
また本殿の左側にある樹齢200年ほどの「枝垂れ梅」もなかなか見事なです。
京都のなかでも、これほど立派な枝垂れ梅はないんじゃないかな・・・

そして、ちょうどお腹も空いてきた頃に・・・安楽寺に到着。
京の夏の風物詩「鹿ヶ谷かぼちゃ供養」に参加しました。
こちらは約200年続く伝統行事で、かぼちゃを食べて無病息災を祈願します。



甘く炊いたおいしいかぼちゃをいただきました。
「これで今年の夏も元気に過ごせますね。」と言っていたら、
「京都さんぽに参加してたら、病気になる間がないわ(笑)」とMさん。
そうですね、私も皆さんからパワーいただいています!

この後、法然院を訪れ、この日の散策は終了となりました。
ご参加者いただきました皆さま、ありがとうございました。

                              ご案内・文・写真/らくたび・森 明子
                              受付・添乗/富田 啓子

~次回の京都さんぽのお知らせ~

8月14日(日) 18時スタート 21時頃解散予定
 夏の夜の参拝へ 
    清水寺「千日詣」と灯明が生む幻想の世界「東大谷万灯会」


ご案内はらくたび・若村です。
見どころは・・・?
「清水寺で千日分のご利益を祈願しましょう♪ 産寧坂、二年坂のそぞろ歩きも
お楽しみください!」  くわしくは こちら をどうぞ。

また、こちらも好評実施中!
〜らくたびガイドと歩く京都めぐり〜
★7月〜9月 毎週日曜日 午前10:00 京都駅スタート
  親鸞聖人750回大遠忌に賑わう 東本願寺と西本願寺 
  ( 詳細は こちら 
★7月〜9月 毎週日曜  午後13:30 四条京町家スタート
  祇園祭を受け継ぐ山鉾町めぐりと信長の最後の地・旧本能寺へ
  ( 詳細は こちら )

ぜひともご参加くださいませ!
  


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2009年07月25日

安楽寺かぼちゃ供養と古刹・真如堂の寺宝虫払会



今回の京都さんぽは毎年7月25日に行われる「安楽寺の中風封じ・かぼちゃ供養」と
「真如堂の寺宝虫払会」を訪れる行程です。
例年なら梅雨も明けて猛暑の頃なのに、今日はあいにくの雨模様。

大雨の中、まずは趣のある山門が素敵な 法然院 へ。雨に濡れた風景は
緑も鮮やかで美しです。本堂に向かう参道である白砂壇の間を通ります。

この白砂壇は身を清めるための盛砂で、この季節は涼しげに
水の流れが描かれています。その後、法然院の墓地にある
文学者・谷崎潤一郎ご夫婦のお墓に立寄り、安楽寺に向かいます。



普段は非公開の 安楽寺 。春と秋の一般公開されますが、
それ以外はこのかぼちゃ供養のときだけ公開されます。

こちらの山門の風景も安楽寺と共に有名ですね。
秋には真っ赤に染まり、とても美しい紅葉の名所となります。

境内はあいにくの天候にもかかわらず多くの参拝者で賑わっています。
本堂ではご住職さまのお話が聞けますが、まずはかぼちゃを頂きに!
京野菜の中でも、かなり個性的な形をしたかぼちゃ。
ひょうたんのような形をしているので明治時代までは
「ひょうたんかぼちゃ」と言われてましたが、後にここ鹿ヶ谷の産地が
名前となり「鹿ケ谷かぼちゃ」となったそうです。
皮まで食べられる程柔らかくて、甘くて水みずしい食感で
とっても美味しいです。

かぼちゃとお茶を運んでくれたのは、地元のお子さんでしょう。
みんな浴衣を着て可愛らしく、そしてテキパキとお手伝いされてます。
かぼちゃを美味しくいただいた後、ご住職のお話を聞き、
公開されている寺宝を拝見して次の目的地・真如堂に向かいます。



安楽寺を出る頃には雨も小降りになってきました。
「寺宝虫払会」と言うくらいなので、年に一度の寺宝の虫干し。
雨でも虫干ししてはるのかなぁ?、と心配してましたが、
開け放たれた堂内には所狭しとたくさんの掛け軸が吊るしてあります。
まさしく虫干し!って言う光景です。風が吹くと掛け軸が揺れて、
気持ちよさそう~。

虫干しのためもちろん説明書きなどは全くないので、よくわからない物ばかり
ですが、質問すれば僧侶の方々が親切に説明してくださいます。
意味はわからなくても、このように間近で大切な寺宝を拝見できる
貴重な一日なんですね。
もっと勉強してひとつひとつの意味がわかれば、より楽しいでしょうね。




この後、今日のもうひとつの京都さんぽである「貴船・川床での夏の宴」が行われます。
出町柳まで送迎バスが迎えに来てくれ、貴船神社の少し手前まで直行です! 
川端通りを北上し、町中の喧噪がどんどん遠のき、山の中に至ると
京都に居ることを忘れそうになりました。車で30分もかからないのに、
まるで温泉にでも来たような気分です。

まずは、 貴船神社 を参拝しました。七夕笹飾りがキラキラと輝き、静かな境内が
彩られていました。 

さあ、いよいよ川床料理です! お昼の雨で川床での宴は無理かと思いましたが、
ここ 栃喜久 さんは屋根がしっかりしているので、予定通り
宴は始まりました。

夕暮れ時、ヒグラシの声も聞こえてきて、雰囲気も満点に!
鯉の洗いに、鮎の塩焼き、そして冷たいそうめんと、貴船ならではのお料理に
舌鼓し、飲むわ!笑うわ!!の楽しい宴となりました。

最後にみんなで記念写真撮影をしてお開きとなりました。



京都の年中行事・かぼちゃ供養を体験し、京都の一日限りの
寺宝虫払会を拝見し、京都の夏の醍醐味・川床料理をいただき、
雨が降る中の京都三昧のさんぽとなりましたが、
それでも笑顔の絶えない楽しい一日を過ごすことができました。

いつも楽しい企画を考えてくださる、らくたびさんに感謝!
そして一緒に楽しめたみなさま、お疲れさまでした!


文/奥村成美様  写真/奥村成美様 他
  


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