2012年05月11日
2012年4月29日 仏像の宝庫 南山城を訪ねて

4月29日(祝)のらくたび京都さんぽは、南山城の名刹と点在する石仏巡りに
出かけました。昨年は台風で延期となりましたが、この日はお日様が顔を出して、
絶好の散策日和に!参加者も40名を数えて大盛況でスタートしました!
まずはJR加茂駅からバスで岩船寺へ。行きのバスがいっぱいなるほどの
たくさんの方にお越しいただきました。岩船寺は創建が奈良時代という古刹。
境内は美しい新緑に包まれていました。石楠花も咲いて、絵になる風景が
広がっています。

岩船寺では、立派な阿弥陀如来像を拝観することができますが、なんと!
平等院よりも古い時期に作られた仏像です!1000年以上も前から信仰を集めた
立派な仏様を、今も間近で見られることに感動しますね。
お堂の中ではお寺の方にご説明いただきました。

お弁当タイムは岩船寺にて。お寺の方のご厚意で境内の休憩場所を使わせて
いただけることになりました。自然の中で頂くお弁当は、とてもおいしく感じます(笑)

岩船寺の三重塔は2003年に化粧直しをされて、鮮やかな朱色で輝いています。
塔をよく見てみると…!

塔を支える天邪鬼(あまのじゃく)さんがいらっしゃいます。四隅それぞれで、
お顔も違っているんですよ。

お腹も膨れたところで、深い歴史と美しい緑に包まれた岩船寺を後にして、
いよいよ当尾(とうの)の石仏巡りへと出発です!途中、こんなに大きな岩も
ありました!八帖岩と呼ぶそうです。

石仏巡りで最も有名な、笑い仏(わらいぼとけ)の前に到着。
山村先生が熱弁中~!

仏様のお顔が笑っているようですね~!仏様が傾いていますが、実物が
傾いているんですよ。今から700年ほど前に彫られたもので、以来ずっと人々を
笑顔で見守ってこられたのですね。隅々までとても美しく残っていました。

道中、次々に仏様が現れます。それぞれの由来を山村先生がご説明。
からすの壺 二尊と呼ばれるこちらの石仏。一見、仏様がお一人しか見えま
せんが、実は岩の横を覗くと…!

地蔵菩薩がいらっしゃいます!先生の解説がないと見過ごしてしまいそうな
位置にあります。すごく狭い場所にあって「どうやって彫ったのだろう?」と疑問が
わきますが、当時は今とは周りの地形が違っていたのでは、とのことでした。

先生が対岸の大きな仏様を解説中です!「あそこですよ」と、教えていただかないと、
見過ごしてしまいそうな場所にあります。

実際にはとても大きな仏様ですが、離れているので小さく見えます。
皆さん、カメラをズームにして撮影されていました。

私もズームで撮ってみました。丈六の阿弥陀様で、およそ2.5mもある大きな仏様です。
風格がありますね!

歩き慣れない道も、先生や大勢で歩くと軽やかです!京都の賑わいもよいですが、
長閑な山里の風景にも癒されました。

石仏巡りも終盤へ。道は昇り坂へと変わって、ゆっくり浄瑠璃寺を目指します。
が … 、、、途中で横道へと入り、知る人ぞ知る、浄瑠璃寺奥ノ院へと山道を向かって
行きます。やや険しい道のりのため、先に浄瑠璃寺へ向かう組にも添乗がつき、
別行動になりました。私は奥ノ院組へ。山道を進んで行き、小さな橋も渡りました~。

歩くこと10分ほどで奥ノ院に到着!解説をする山村先生。
左手にお不動様が見えていますが・・・


急に山道を登りだした先生!!いったい何が!?

実は、今立っているお不動さんは近年になって作られたもの。当初の石仏は
後ろの岩だったのです!摩耗や岩が崩れたことによって下からでは見えにくいため、
先生が軽快なフットワークで駆け登り「こちらです!」と指し示してくれました。
参加者も興味津々です。

私も登ってきました。手前の岩にお不動さんの上半身が、後ろの岩にその下が
描かれています。岩が上下に割れて落ちてしまったそうです。

来た道を戻って、最後はいよいよ浄瑠璃寺へ!
こちらは九体の阿弥陀如来像が残るお寺として知られています。

お寺の方に、歴史などをご説明いただきました。境内の西には阿弥陀堂、
東には薬師如来を安置する三重塔があり、それぞれが向かい合って、
境内全体が浄土の世界を現しています。

こちらが東の浄瑠璃世界。薬師如来がいらっしゃいます。

こちらは西の極楽世界。阿弥陀如来がいらっしゃいます。

この後、ご本堂やお庭を散策し、バスに合わせて解散となりました。
阿弥陀堂内の9体の阿弥陀様は優しいお顔で、900年前とは思えないほどの
荘厳さ、何より9体も並ぶのは圧巻でした。境内の新緑もとても美しく、華やかな
浄土の世界を垣間見ることができました。
今回の京都さんぽでは、普段はなかなか行くことができない山間の古刹を訪れ、
石仏も盛りだくさんで見ることができました!
天気にも恵まれて新緑も美しく、長閑な景色はどこもかしこも癒しのオーラに
満ちているようでした。ちょっと険しかった山道も、皆さんで歩けばこそ、乗り切ることが
できたのではないでしょうか。
参加者の皆様、ご参加いただき本当にありがとうございました!

ご案内/らくたび代表 山村純也
受付・添乗・文・写真/らくたびレポーター 吉村晋弥
3/30~4/15 ≪ 17日間連続開催 桜さんぽ ≫
1月6日(日) 新春のご利益 「 七福神めぐり 」
12月22日(土) 柚子の里「水尾」へ 名物・鶏すきで忘年会
10月27日 国宝五重塔の海住山寺と聖武天皇ゆかりの恭仁京
3月11日(日)東日本大震災・復興チャリティーさんぽ
3月4日(日) 青谷梅林の梅の花と知られざる城陽の里を歩く
1月6日(日) 新春のご利益 「 七福神めぐり 」
12月22日(土) 柚子の里「水尾」へ 名物・鶏すきで忘年会
10月27日 国宝五重塔の海住山寺と聖武天皇ゆかりの恭仁京
3月11日(日)東日本大震災・復興チャリティーさんぽ
3月4日(日) 青谷梅林の梅の花と知られざる城陽の里を歩く