2009年04月19日
吉野太夫花供養と遅咲きの原谷苑&御室の桜

私が初めて原谷苑の名前を耳にしたのは、もう5年程前のことでしょうか?
「とにかく桜がすごくきれいだから行ってみるといいよ」と
何度も勧めていただき「今年こそは」とは思うものの、
ついつい行けない春を続けていました。
そして迎えた今年の春、「行きたい」という私の思いが通じたのでしょうか。
当初の年間計画には入っていなかった原谷苑へ行く京都さんぽが
いつの間にやら追加されているではありませんか!!
大喜びで参加した『吉野太夫花供養と遅咲きの原谷苑&御室の桜』の様子を
紹介しましょう。
「とにかく桜がすごくきれいだから行ってみるといいよ」と
何度も勧めていただき「今年こそは」とは思うものの、
ついつい行けない春を続けていました。
そして迎えた今年の春、「行きたい」という私の思いが通じたのでしょうか。
当初の年間計画には入っていなかった原谷苑へ行く京都さんぽが
いつの間にやら追加されているではありませんか!!
大喜びで参加した『吉野太夫花供養と遅咲きの原谷苑&御室の桜』の様子を
紹介しましょう。

集合はいつもより早めの10時に鷹峯の源光庵前です。
この日はお隣の 常照寺 で吉野太夫花供養が開かれるとあって
ここへ向かうバスも大混雑していました。
二代目吉野太夫は持って生まれた美貌に加え、人情厚く、芸能にも秀でた
江戸時代の伝説の名妓で、その魅力は当時の人々の憧れとなっていました。
そんな吉野太夫が眠る常照寺では毎年桜の咲くこの時期に
追善供養が行われるのですが、私達はそこへ向かう島原の太夫道中行列を
源光庵前の路上で見学しようというわけです。
10時20分に道路が封鎖されるとお付の女の子と傘持ちの男性を従えた
太夫さん の登場です。高下駄を地面に擦りながら足を八の字に出して歩く
「内八文字(うちはちもんじ)」と呼ばれる独特の歩き方で源光庵を出発。
あでやかな太夫さんの移動と共に待ち構えていた大勢のカメラマンも
大移動です。常照寺の門前は見物客でいっぱいでしたが、
私達は比較的のんびりと見学することができました。
そうそう、この太夫道中の様子はかわいい「忍者犬」も
見学していました(笑)
この日はお隣の 常照寺 で吉野太夫花供養が開かれるとあって
ここへ向かうバスも大混雑していました。
二代目吉野太夫は持って生まれた美貌に加え、人情厚く、芸能にも秀でた
江戸時代の伝説の名妓で、その魅力は当時の人々の憧れとなっていました。
そんな吉野太夫が眠る常照寺では毎年桜の咲くこの時期に
追善供養が行われるのですが、私達はそこへ向かう島原の太夫道中行列を
源光庵前の路上で見学しようというわけです。
10時20分に道路が封鎖されるとお付の女の子と傘持ちの男性を従えた
太夫さん の登場です。高下駄を地面に擦りながら足を八の字に出して歩く
「内八文字(うちはちもんじ)」と呼ばれる独特の歩き方で源光庵を出発。
あでやかな太夫さんの移動と共に待ち構えていた大勢のカメラマンも
大移動です。常照寺の門前は見物客でいっぱいでしたが、
私達は比較的のんびりと見学することができました。
そうそう、この太夫道中の様子はかわいい「忍者犬」も
見学していました(笑)

鷹峯 は桃山・江戸時代の芸術家である本阿弥光悦が移り住み工芸集落
(光悦村)を築いた地であり、光悦寺、常照寺といった
日蓮宗のお寺が並ぶ所です。 円成寺 (岩戸妙見宮)もその一つで、
平安時代に北方守護として信仰されていた妙見菩薩をお祀りするお寺
として江戸時代に本満寺の日任上人により再興されました。
紅葉の隠れ名所ということですが、この日は新緑がまぶしい境内に
ウグイスの声が響きわたっていました。
さて続いては 原谷苑へと向かいます。途中の長坂口は周山を経て
若狭に抜ける街道口でかつては鯖街道と並ぶメインルートだったそうです。
「ここから原谷苑まで約2キロ 30分」の看板が出ています。
さぁ、頑張りましょう。
道沿いには細い川が流れていて、立てられた看板を見ると
「天神川」と書かれていました。
へぇ~、こんな所から続いていたんですね。
(光悦村)を築いた地であり、光悦寺、常照寺といった
日蓮宗のお寺が並ぶ所です。 円成寺 (岩戸妙見宮)もその一つで、
平安時代に北方守護として信仰されていた妙見菩薩をお祀りするお寺
として江戸時代に本満寺の日任上人により再興されました。
紅葉の隠れ名所ということですが、この日は新緑がまぶしい境内に
ウグイスの声が響きわたっていました。
さて続いては 原谷苑へと向かいます。途中の長坂口は周山を経て
若狭に抜ける街道口でかつては鯖街道と並ぶメインルートだったそうです。
「ここから原谷苑まで約2キロ 30分」の看板が出ています。
さぁ、頑張りましょう。
道沿いには細い川が流れていて、立てられた看板を見ると
「天神川」と書かれていました。
へぇ~、こんな所から続いていたんですね。

北山杉がきれいに並ぶ道を抜け、コンビニでお弁当の買出しをし……
ついに 原谷苑 に到着です。
原谷苑といえば入苑料が「時価」、つまりその時の花の開花状況に
よって変動することでちょっと有名な所です。
最高では1,500円位になるそうですが、この日の入苑料は800円。
「これって花の見頃は過ぎてるってこと?」と思ったのですが、
中に入ってびっくり!!苑内には八重枝垂桜、醍醐桜、御室桜、
御衣黄、普賢像などの桜を中心に、山吹、雪柳、ボケ、芍薬、
石楠花、ミツマタ、利休梅、ドウタンツツジ……
などなどが咲き乱れまさに百花繚乱!
青空に映えてとても美しい花々を堪能することができました。
ついに 原谷苑 に到着です。
原谷苑といえば入苑料が「時価」、つまりその時の花の開花状況に
よって変動することでちょっと有名な所です。
最高では1,500円位になるそうですが、この日の入苑料は800円。
「これって花の見頃は過ぎてるってこと?」と思ったのですが、
中に入ってびっくり!!苑内には八重枝垂桜、醍醐桜、御室桜、
御衣黄、普賢像などの桜を中心に、山吹、雪柳、ボケ、芍薬、
石楠花、ミツマタ、利休梅、ドウタンツツジ……
などなどが咲き乱れまさに百花繚乱!
青空に映えてとても美しい花々を堪能することができました。

お昼を過ぎちょうどお腹も空いてきたところで次に向かったのが
宇多天皇陵 です。
宇多天皇は平安中期に菅原道真を起用し藤原氏を抑えて
安定した国づくりをした第59代の天皇です。
そんな宇多天皇が眠っておられる御陵の前をちょっと拝借し
お弁当タイムとなりました。
この日は大変暑かったのですが(最高気温:27度)
木々に囲まれた天皇陵は涼しく、しばしほっこり……
ここから下山する道からは洛西方面をきれいに見渡すことができました。
宇多天皇陵 です。
宇多天皇は平安中期に菅原道真を起用し藤原氏を抑えて
安定した国づくりをした第59代の天皇です。
そんな宇多天皇が眠っておられる御陵の前をちょっと拝借し
お弁当タイムとなりました。
この日は大変暑かったのですが(最高気温:27度)
木々に囲まれた天皇陵は涼しく、しばしほっこり……
ここから下山する道からは洛西方面をきれいに見渡すことができました。

そして最後に到着したのが先程の宇多天皇が創建された 仁和寺 です。
世界文化遺産にも登録されており国宝・重文の建造物や寺宝も
数多くありますが、この日のお目当ては御室桜。
境内にある約200本の桜は遅咲きの桜として昔も今も変わらず
愛されています。
遅咲きなので本来ならばこの頃に満開になるずなのですが、
4月に入ってからの気温上昇に桜もちょっと勘違いしてしまったのか(?)
残念、散ってしまって見られない……(涙)
と思っていたら、ありました、ありました!1本だけなのですが
満開の桜が!わぁ~、という歓声と共に今年最後のお花見です。
世界文化遺産にも登録されており国宝・重文の建造物や寺宝も
数多くありますが、この日のお目当ては御室桜。
境内にある約200本の桜は遅咲きの桜として昔も今も変わらず
愛されています。
遅咲きなので本来ならばこの頃に満開になるずなのですが、
4月に入ってからの気温上昇に桜もちょっと勘違いしてしまったのか(?)
残念、散ってしまって見られない……(涙)
と思っていたら、ありました、ありました!1本だけなのですが
満開の桜が!わぁ~、という歓声と共に今年最後のお花見です。

ここでこの日の京都さんぽは終了。
この御室桜が今年の見納めとなったわけなのですが、
寂しい気持ちと共になんだかホッとした気持ちもありました。
世の中にたえて桜のなかりせば 春の心はのどけからまし
『古今和歌集』在原業平
(世の中に桜がなければ、春に「桜はいつ咲くのか?」
「風雨で散ってしまわないか」と心乱されることはないだろうに……)
これは以前らくたび京都講座で教えていただいた歌ですが、
知らず知らずの間に私もこの心境だったのでしょうね。
3月15日の京都さんぽで見た安倍晴明のお墓前の桜に始まり
この日までの1ヵ月。早い開花宣言にヒヤヒヤし、桜だよりや
週間天気予報をチェックしてはどこに行こうかと思案し、
雨が降れば心配し、気温が上がればこれまた心配し……
そんな毎日を送っていました。
でもそれがとっても幸せな1ヵ月間でもありました。
ここまで私を楽しませてくれた桜とそんな桜を守り育てていらっしゃる方々、
一緒に楽しんで下さったらくたび仲間さん、スタッフさん、
ありがとうございました。
来年もハラハラ・ドキドキの「全然穏やかじゃない春」を過ごしたいものです。
この御室桜が今年の見納めとなったわけなのですが、
寂しい気持ちと共になんだかホッとした気持ちもありました。
世の中にたえて桜のなかりせば 春の心はのどけからまし
『古今和歌集』在原業平
(世の中に桜がなければ、春に「桜はいつ咲くのか?」
「風雨で散ってしまわないか」と心乱されることはないだろうに……)
これは以前らくたび京都講座で教えていただいた歌ですが、
知らず知らずの間に私もこの心境だったのでしょうね。
3月15日の京都さんぽで見た安倍晴明のお墓前の桜に始まり
この日までの1ヵ月。早い開花宣言にヒヤヒヤし、桜だよりや
週間天気予報をチェックしてはどこに行こうかと思案し、
雨が降れば心配し、気温が上がればこれまた心配し……
そんな毎日を送っていました。
でもそれがとっても幸せな1ヵ月間でもありました。
ここまで私を楽しませてくれた桜とそんな桜を守り育てていらっしゃる方々、
一緒に楽しんで下さったらくたび仲間さん、スタッフさん、
ありがとうございました。
来年もハラハラ・ドキドキの「全然穏やかじゃない春」を過ごしたいものです。
文/らくたび会員 森明子様 写真/らくたび会員 奥村成美様