2009年07月12日
祇園祭 鉾の曳き初め体験と屏風祭の町家めぐり

♪♪ コンコンチキチン、コンチキチン ♪♪
京都に夏を告げる 祇園囃子 が聞こえる季節となりました。
この日のらくたび京都さんぽは祇園祭の魅力を存分に味わうべく、
烏丸御池の交差点をスタートです。
京都に夏を告げる 祇園囃子 が聞こえる季節となりました。
この日のらくたび京都さんぽは祇園祭の魅力を存分に味わうべく、
烏丸御池の交差点をスタートです。

最初に訪れたのは 六角堂(頂法寺) 。小さいながらも聖徳太子の創建、
親鸞聖人の100日参籠、池坊華道発祥の地、西国33ヵ所観音霊場18番札所、
六角形の本堂、へそ石伝説、縁結びの六角柳、など
長い歴史の中で生まれた見所がたくさんあるお寺です。
祇園祭に関していえば17日の山鉾巡行の順番を決める「くじ取式」は
明治までこのお寺で行われていました。
巡行の順番を決めるのですから鉾町の人々にとってはかなりの重大問題。
くじを引く人や見物客が大騒ぎをしながらここに集まっていたのでしょうね。
親鸞聖人の100日参籠、池坊華道発祥の地、西国33ヵ所観音霊場18番札所、
六角形の本堂、へそ石伝説、縁結びの六角柳、など
長い歴史の中で生まれた見所がたくさんあるお寺です。
祇園祭に関していえば17日の山鉾巡行の順番を決める「くじ取式」は
明治までこのお寺で行われていました。
巡行の順番を決めるのですから鉾町の人々にとってはかなりの重大問題。
くじを引く人や見物客が大騒ぎをしながらここに集まっていたのでしょうね。

続いて向かったのは京町家の美術館として文化財にも指定されている 紫織庵 です。
見るからに立派なこの町家は大正15年に室町随一の豪商により
純和風の外観に当時としては珍しい洋間を取り入れて建てられました。
「和風の外観に洋間」と聞くとちょっとアンバランスな気がしますが、
和洋折衷とはまさにこのこと!
どのお部屋もそれぞれ違った趣を持ちながら、全体の調和がとれた
優雅な造りとなっていました。
伝統を大切にしながら新しいものを積極的に取り入れるのは
京都人の得意分野なのでしょうね。
また、お座敷では宵山の期間中だけのお楽しみとして
洛中洛外図屏風 が飾られていました。ここに描かれているのは
1700年頃の都の様子。長刀鉾を先頭にした山鉾巡行が大きく描かれ、
今では見ることはできない鉾があったり、お祭りに興じている人々がいたり……
当時の祇園祭の様子を見ていると時間が経つのを忘れてしまいました。
見るからに立派なこの町家は大正15年に室町随一の豪商により
純和風の外観に当時としては珍しい洋間を取り入れて建てられました。
「和風の外観に洋間」と聞くとちょっとアンバランスな気がしますが、
和洋折衷とはまさにこのこと!
どのお部屋もそれぞれ違った趣を持ちながら、全体の調和がとれた
優雅な造りとなっていました。
伝統を大切にしながら新しいものを積極的に取り入れるのは
京都人の得意分野なのでしょうね。
また、お座敷では宵山の期間中だけのお楽しみとして
洛中洛外図屏風 が飾られていました。ここに描かれているのは
1700年頃の都の様子。長刀鉾を先頭にした山鉾巡行が大きく描かれ、
今では見ることはできない鉾があったり、お祭りに興じている人々がいたり……
当時の祇園祭の様子を見ていると時間が経つのを忘れてしまいました。

京都さんぽはいよいよ山鉾が立ち並ぶエリアに入ってきました。
あちらこちらで鉾建てが行われ「あっ、見たいー!」と誘惑が多い中、
私達が向かったのは 山伏山 です。町会所の前で山村先生が電話でお話されていると……
なんと中に入れていただけるとのこと!!
「うなぎの寝床」の町会所では町内の方々が会所飾りの準備を
進められていました。さらに一番奥には立派な白壁の蔵があり、
御神体や懸装品など巡行に必要なものすべてを収納されているという
その中までも見せていただくことができました。
山伏山さん、貴重な経験をさせていただきありがとうございました。
あちらこちらで鉾建てが行われ「あっ、見たいー!」と誘惑が多い中、
私達が向かったのは 山伏山 です。町会所の前で山村先生が電話でお話されていると……
なんと中に入れていただけるとのこと!!
「うなぎの寝床」の町会所では町内の方々が会所飾りの準備を
進められていました。さらに一番奥には立派な白壁の蔵があり、
御神体や懸装品など巡行に必要なものすべてを収納されているという
その中までも見せていただくことができました。
山伏山さん、貴重な経験をさせていただきありがとうございました。

室町錦小路あたりになるとますます人出が多くなり、唐破風屋根が美しい菊水鉾 が
目の前に現れました。さらに進んでいくと鶏鉾、そして高さ25メートルの月鉾と
絢爛豪華な鉾が次々と見えてきます。
観光客で賑わう中を必死で通り抜け 四条京町家 へ到着です。
明治43年に建てられたこの町家は京都の気候風土に合わせて造られた
当時の家作りや京都の文化を学ぶ場として無料で公開されています。
1階では駒寄せ、走り庭、おくどさん、など本で見たままの京町家を
実際に見ることができました。そして、2階に上がってみると
聞こえてきたのは月鉾の祇園囃子。
明治時代の祇園祭にタイムスリップしたような気分です。
目の前に現れました。さらに進んでいくと鶏鉾、そして高さ25メートルの月鉾と
絢爛豪華な鉾が次々と見えてきます。
観光客で賑わう中を必死で通り抜け 四条京町家 へ到着です。
明治43年に建てられたこの町家は京都の気候風土に合わせて造られた
当時の家作りや京都の文化を学ぶ場として無料で公開されています。
1階では駒寄せ、走り庭、おくどさん、など本で見たままの京町家を
実際に見ることができました。そして、2階に上がってみると
聞こえてきたのは月鉾の祇園囃子。
明治時代の祇園祭にタイムスリップしたような気分です。

そしてこの後、郭巨山の町会所横から膏薬図子を通り抜け、
伯牙山の町会所となる杉本家住宅を外から見学し、四条室町で解散後、
各自で鉾の曳初めに参加することとなりました。
毎年7月12、13日に行われる鉾の曳初めは組建てが終わった鉾に
懸装品を取付け、祇園囃子を奏でる囃子方さんも乗り込んで
町内を1往復「鉾の試運転」をする行事です。
17日の巡行当日は曳き手さんしか曳くことのできない鉾ですが
この日は誰でも参加OK。
またこの曳初めに参加すると1年間無病息災でいられると言われています。
伯牙山の町会所となる杉本家住宅を外から見学し、四条室町で解散後、
各自で鉾の曳初めに参加することとなりました。
毎年7月12、13日に行われる鉾の曳初めは組建てが終わった鉾に
懸装品を取付け、祇園囃子を奏でる囃子方さんも乗り込んで
町内を1往復「鉾の試運転」をする行事です。
17日の巡行当日は曳き手さんしか曳くことのできない鉾ですが
この日は誰でも参加OK。
またこの曳初めに参加すると1年間無病息災でいられると言われています。

私がらくたび仲間数人で向かったのは 長刀鉾 。しかし、さすがに人気があるようで
既に綱を手にスタンバイしている人で満員状態でしたので、
「復路狙い」でひとまず沿道から様子を見ることにしました。
曳初めの準備が整い、正面に立つ音頭取りさんの 「エンヤラヤー」 の合図で
皆さんが一斉に綱を曳くと、大きな鉾はギシギシと音をたて、
左右に大きく揺れながらもゆっくりと進み始めました。
その瞬間、観客からは大きな拍手と歓声!!鉾の上で稚児舞を舞う
お稚児さんの姿はとっても神秘的であり愛らしくもあり……
素直に感動してしまいました。
そして折り返し地点の麩屋町通あたりで私達も
復路の曳初めに加わることができました。
鉾のずっしりとした重みを感じながら曳いていると、途中、
大丸前あたりで長刀鉾の関係者の方が「ここから下りになるよー」
と言われたその瞬間、曳く綱が急に軽くなったことにびっくり。
歩いていては決して気付かない道路の微妙な高低差を
曳き手さんは体で覚えてらっしゃるのでしょうね。
鉾の美しさと大きさを間近で見て、11トンの重みを自分の手で感じ、
お祭に参加できたという充実感と共にこの日の京都さんぽは終了しました。
私自身、京都に住んでいながら以前はまったく祇園祭に
興味がなかったのですが、らくたびに出会えてからのここ数年は
1年の中でも本当に楽しみな行事となっています。
そしてその魅力は年を重ねるごとに深まっています。
そんな祇園祭の山鉾行事は今秋、ユネスコの世界無形文化遺産への
登録が決定される予定です。先人達や山鉾町の人々のたゆまぬ熱意と努力で
1,100年の歴史を経て様々に形を変えながらも現代に継承された祇園祭。
そんな「京都の宝物」であるこのお祭が「世界の宝物」として
認められる日がくるのが今から待ち遠しいですね。
既に綱を手にスタンバイしている人で満員状態でしたので、
「復路狙い」でひとまず沿道から様子を見ることにしました。
曳初めの準備が整い、正面に立つ音頭取りさんの 「エンヤラヤー」 の合図で
皆さんが一斉に綱を曳くと、大きな鉾はギシギシと音をたて、
左右に大きく揺れながらもゆっくりと進み始めました。
その瞬間、観客からは大きな拍手と歓声!!鉾の上で稚児舞を舞う
お稚児さんの姿はとっても神秘的であり愛らしくもあり……
素直に感動してしまいました。
そして折り返し地点の麩屋町通あたりで私達も
復路の曳初めに加わることができました。
鉾のずっしりとした重みを感じながら曳いていると、途中、
大丸前あたりで長刀鉾の関係者の方が「ここから下りになるよー」
と言われたその瞬間、曳く綱が急に軽くなったことにびっくり。
歩いていては決して気付かない道路の微妙な高低差を
曳き手さんは体で覚えてらっしゃるのでしょうね。
鉾の美しさと大きさを間近で見て、11トンの重みを自分の手で感じ、
お祭に参加できたという充実感と共にこの日の京都さんぽは終了しました。
私自身、京都に住んでいながら以前はまったく祇園祭に
興味がなかったのですが、らくたびに出会えてからのここ数年は
1年の中でも本当に楽しみな行事となっています。
そしてその魅力は年を重ねるごとに深まっています。
そんな祇園祭の山鉾行事は今秋、ユネスコの世界無形文化遺産への
登録が決定される予定です。先人達や山鉾町の人々のたゆまぬ熱意と努力で
1,100年の歴史を経て様々に形を変えながらも現代に継承された祇園祭。
そんな「京都の宝物」であるこのお祭が「世界の宝物」として
認められる日がくるのが今から待ち遠しいですね。
文/らくたび会員 森明子様 写真/らくたび会員 坂田肇様