3月11日(日)東日本大震災・復興チャリティーさんぽ

らくたび

2012年03月11日 23:00


3月11日、東日本大震災から1年を迎えたこの日、1日も早い復興を願って
「 今こそ前へ、1歩、2歩、散歩 ~歴史深い室町通を北から南へ~ 」
と題したチャリティーさんぽを実施しました。

ご案内は らくたび代表 若村 亮

この日のご参加は31名さま。

地下鉄・北大路駅をスタートし、室町通をひたすら南下し、
京都駅までの約7㎞を散策します。長い道のりですが、完歩目指して
いざ、出発!


【 足利将軍・室町第跡 】
室町3代将軍・義満が 花の御所 と呼ばれる邸宅を建てたのがこの付近。
その邸宅が 室町通 に面していたことから、 室町幕府室町時代
呼ばれることに。こんな細い通りが日本の歴史に名を刻んでいるのです。



【 福長神社 】
小さいながらも平安時代からの歴史を持つ神社。
もともとは水の神さまとして宮中にお祀りされたのが、豊臣秀吉の
聚楽第内のお社になり、聚楽第の取り壊しとともにこの地に。

見過ごしてしまいそうな神社に、なんと奥深い歴史が!驚きです。

【 富岡鉄斎邸跡 】
幕末から明治、大正にかけての日本画家・富岡鉄斎の邸宅跡。


【 清和院ならびに土御門内裏跡 】
平安末期、鳥羽・崇徳・近衛の3代の天皇が約30年にわたって
住まいしたところ。ちょうどNHK大河ドラマ『 平清盛 』で鳥羽上皇が
話題になっていますので、興味深いスポットです。


【 護王神社 】
室町通から少し東にあり 足腰守護のご利益 で厚く信仰される
神社。この日の完歩と足腰健康を祈願してちょっと寄り道です。

祭神・和気清麻呂が足のトラブルにあった時、イノシシがあらわれ、
助けてくれたという伝説があることから、狛犬ならぬ 狛イノシシ の姿が!


【 京都御苑 】
さらに寄り道をして、京都御苑へ。こちらの門は普段は閉ざされて
いたのが、江戸時代の火災で扉が開いたことから、熱を加えると口を
開けるハマグリに例えて 蛤御門 と呼ばれるようになりました。


御苑はかつては200を超えるお公家さんの邸宅が建ち並んでいたところ。
明治に天皇やお公家さんが東京へ移られ、荒れ果てていたのを整備して
現在は国民公園として親しまれています。


今年は遅れ気味だった梅の花も咲き始めていました。

この日はロングさんぽになりますので、お菓子もご用意!
皆さん、お菓子を食べて頑張って~!


ここで2時46分、1年前に地震が起きた時刻となり、参加者の皆さんと黙祷。
また、復興を願って京都市立第三錦林小学校(左京区)の生徒・保護者の
有志が、大文字山に人文字で「大」の文字を現わす様子を見守りました。



再び室町通に戻って・・・
【 旧二条城跡 】
織田信長が室町幕府の第15代将軍・足利義昭の居城として築いた
城跡。現在は平安女学院中学・高等学校になっています。

室町通をはさんで左右両側に建つレンガの建物が 平安女学院
なんと・・・私(らくたび 森)の母校です!


6年間も通いながら、そんな歴史的な地であったとは、当時は
まったく知らず!

懐かしの学び舎周辺を京都さんぽで歩けるとは嬉しいですね。

【 三井越後屋跡 】
三井越後屋、つまり 三越の発祥の地 です。


まだまだ、歩きますよ~!
この辺りの室町通は、私たちがイメージする呉服屋さんが並ぶ通りに。
北から同じ道を歩いてきたことで、ひとつの通りも、場所によって随分と
役割が異なることに気が付きます。


【 祇園鉾町 】
山伏山、菊水鉾、鉾の辻・・・
4ヶ月後には 祇園祭 で大賑わいになっていることでしょう。楽しみですね。




五条通を横切ると、京都駅ビルが見えてきて、皆さんの足取りも順調に!
さぁ、あと少し頑張りましょう!


【 東本願寺 】
いよいよ、ゴールの東本願寺に到着~。お疲れさまでした。

7㎞というロングさんぽとなりましたが、皆さん無事に完歩することが
できました。おめでとうございます!皆さんのお顔にも達成感が!

この日、皆さまからお預かりした参加費は日本赤十字社を通して
すべて復興への義援金とさせていただきます。
そして、今後もさまざまな形で支援を続けて参りたいと思いますので
どうぞよろしくお願い致します。
ご参加いただきました皆さま、ありがとうございました。

                      ご案内/らくたび代表 若村 亮
                    受付・添乗/らくたび代表 山村 純也
                      文・写真/らくたび 森 明子

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