2012年05月11日

2012年5月4日 天王山の戦いと大山崎を歩く


5月4日(祝)のらくたび京都さんぽは、羽柴秀吉と明智光秀が激突した
大山崎の天王山周辺を歩きました。
天王山の山頂にも登り、道中で山崎の戦いの物語も聞かせて頂きます。
この日は弱い雨が降ったり止んだりでしたが、その分空気は澄んで涼しく、
遠くの景色もよく見える散策日和でした。

出発はJRの大山崎駅。なんと駅前には、千利休が手掛けた唯一現存するお茶室を
持つ妙喜庵があります。交通の要衝として、深い歴史を持つのが大山崎です!

山村先生が本日の行程を説明中。指差す先に、目指す天王山があります。
皆さん、歩きやすい服装で来られています。

いよいよ天王山へ!初めは舗装された道ですが、実はこの日有数の急な坂でした~(笑)
宝寺で知られる宝積寺を目指します。

なんとか宝積寺の前に到着。険しい坂でした~(笑) 
宝積寺は、奈良時代の聖武天皇が、夢に現れた龍神から授かったという打出と小槌
奉納されているところから宝寺と呼ばれます。
実は秀吉はこの宝寺に本陣を構えていたとの解説が!

そしてこの三重塔は秀吉が勝利の記念に、なんと一夜にして建てたという伝説が残ります!
中国大返しや墨俣一夜城だけでなく、秀吉は何をやらせても仕事が速いですね(笑)

本堂前に到着。先に閻魔堂を拝観します。中では、閻魔大王像やそのお付きの眷属が
お待ちかね。地元のボランティアガイドの方が丁寧にご説明して下さいました。
まさに閻魔庁さながらに立ちならんでいて、閻魔様の迫力あるお顔には圧倒されました!

続いて、本堂の拝観へ。本堂には天王山の額が上がります。
内部には本尊・十一面観音像毘沙門天像などを拝観しました。こちらもボランティアの方に
丁寧にご説明して頂きました。ありがとうございました!

本堂の前には、秀吉が本陣を置いた際に腰かけたという石があります。案内板がないので、
ガイドと一緒でないと見過ごしてしまいますね。実はこの石、秀吉が天王山の戦いを制して
天下人へと駆け上ったところから秀吉の出世石と呼ばれています。今でも腰をかけると
出世ができるそうですよ~。これで昇進も間違いなし!?

宝積寺の境内から、いよいよ天王山への山道が始まります。標高は270mですが、なかなか
勾配がある山道です。足元に気をつけながら登っていきます。

登り始めて程なく、早くも抜群の眺望が待っていました!淀川や枚方・大阪の街が見渡せます。

山中に立ちならんでいるのが秀吉の道と題された、山崎の戦いの絵巻物風の説明板。
山村先生が時々刻々と変わる戦況を、分かりやすく解説して下さいました。臨場感がわいてきます!
数で劣る光秀は秀吉の大群と戦うために、大群が伸びて互角に戦えるはずのこの大山崎を、
決戦の地に選びました。


こちらは、幕末の十七烈士の墓。禁門の変で京都を追われた長州藩士は、天王山に登り、
燃えゆく京都の街を見届けて自決をしました。久留米の神官・真木和泉のお墓もこちらにありますよ。
戦国と幕末、時代を超えた歴史をしのべる天王山。山村先生の物語解説も光ります。


酒解(さかとけ)神社へと到着。神社には正式表記の「自玉手祭来酒解神社」との旗が立っていて、
たまてよりまつりきたる さかとけじんじゃと、山村先生が解説すると、一同から「おぉ~」と歓声が!


山頂へ向けていよいよ最後の登りへ。途中には八重桜が散ったピンクの道が。素敵ですね!


そして・・・ついに天王山の頂上に到着です!!一同で記念写真を撮りました。
皆様、達成感のあるお顔をされています。標高は2700m!ではなく、270m!
石も積まれていて、何やらすごい山へと登って来たよう(笑)
山頂は城跡で、意外なほど平らな場所もありました。眺望もなかなかですよ~。

足元に気をつけながら、ゆっくりと下山します。登るときには気がつかなかった緑や竹の美しさに
目が行きます。大山崎にも竹が多く、山中にはタケノコを運ぶ設備などもあります。
今の時期は竹の葉が散る「竹の秋」。時折、ハラハラと風に舞って、絵になる風景を作っていました。

真ん中の松が旗立松です。ふもとからも見えるように、秀吉は松の上に自軍の旗を立てさせたそう。
山が迫って秀吉の大群も動きにくい山崎の地に勝機を見出した光秀でしたが、先に秀吉に天王山を
取られてしまったことで、相手の士気が上がると同時に横からも攻撃を受け、勝ち目は無くなってしまった
とのでした。ここでも仕事が早い秀吉が抜きんでて、天下人への道をひた走って行ったのですね~

急な下り坂をゆっくりと下りて、山崎聖天に到着しました。


休憩をしながら、山村先生の解説を聞きます。山崎聖天は正式には観音寺といい、平安時代に
宇多法皇が創建した深い由緒を持つお寺。宇多法皇といえば、仁和寺を創建された方ですね。
聖天さんは現世利益の篤い信仰を集めています。

かつての財閥で有名な「住友」も立派な灯篭を寄進しています。

緑が綺麗な境内は山登りの疲れを癒してくれました~


最後には虹も架かってくれました。虹は意外と珍しく、太陽が高いこの時期の真昼には
見えないものです。パラパラとほどよく雨が舞う空に、太陽が低くなる夕方。まさに私たちの
下山を待ってくれていたかのような光景です!

無事に山崎駅まで戻ってきました。天王山は、道中にも社寺や史跡などたくさんや見どころがあり、
やはり山村先生の歴史物語も現地で聞くと臨場感がありました。
道々には新緑があり、美しい花も咲いて眺望もよく、楽しく歩けたのではないでしょうか。
参加者の皆様、本当にお疲れさまでした!


                                  ご案内 / らくたび代表・山村 純也
                          受付・添乗・文・写真 / らくたびレポーター・吉村 晋弥


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Posted by らくたび  at 11:12 │Comments(0)西山~長岡エリア

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