2012年02月09日

2月3日(金) 節分祭で招福除災

2月3日(金) 節分祭で招福除災
2月3日(金) 節分まつりをめぐる京都さんぽが開催されました。

ご案内は私、らくたび 森 です。
「京都の年中行事のなかで好きな行事は?」と聞かれたら「節分!」と
答える節分好きICON61 ご案内もとっても楽しみです。

この日の散策は、訪問社寺の節分スケジュールに合わせて、
12時30分に百万遍の交差点を出発しました。
京大キャンパスを横切りながら、吉田神社に向かっていると
参加者のMさまが「京大の中を歩いたのは初めてです」と。
そうですね、なかなかキャンパス内を歩く機会ありませんよね~。

さて、京大キャンパスを抜けると、吉田神社の参道が目の前ですが、
辺り一帯はたくさんの出店で大賑わい!
2月3日(金) 節分祭で招福除災
【 吉田神社 本殿 】
吉田神社の節分祭は、室町時代からの伝統を誇る京洛の一大行事。
毎年、2月2日~4日の3日間で約50万人もの参拝者が訪れるそう。
また参道・境内に所狭しと並ぶ800店もの出店も人気です。
2月3日(金) 節分祭で招福除災
境内には参拝者の方が持ち寄った古いお札が積み上げられ、3日の
午後11時~焚き上げの神事が行われます。そして、この炎の煙が
天に届く時…待ち焦がれていた春(立春)が訪れるというわけ。
2月3日(金) 節分祭で招福除災
また、もうひとつ、この神社の名物となっているのが…
≪抽選券付き福豆≫ 豪華景品がズラリと並びます!
1等はなんと、、、トヨタのヴィッツicon12
2月3日(金) 節分祭で招福除災
2月3日(金) 節分祭で招福除災
皆さん、当たるといいですね~(笑)

この日の境内はホント賑やか!お祭りムード満点です!
2月3日(金) 節分祭で招福除災

【 山蔭神社 】
吉田神社を創建した藤原山蔭をお祀るお社です。
実はこの藤原山蔭さん、日本で最初に食材に味付けをした方ということで
「料理の祖」として料理関係者から信仰されています。
ここで私たちも、「お料理の腕の上達」と「これからもおいしいお料理がたくさん
食べられますように!」と祈願をしました(笑)
2月3日(金) 節分祭で招福除災

【 大元宮 】
吉田神社が室町時代の戦乱で荒廃したあと、復興に尽力した吉田兼倶が
当時の日本中の神さまを一同に集めたところで、その数、3132柱
(※神さまは「柱:はしら」と数えます)
ここにお参りをすれば、日本全国の神社に参拝したのと同じご利益が
あるのです。

厄塚で厄を落とし、3132の神さまからご利益をたっぷりいただきました。
2月3日(金) 節分祭で招福除災
2月3日(金) 節分祭で招福除災
2月3日(金) 節分祭で招福除災
「私は河内国やわ」、「息子の住んでいる所の神さまにお参りしとくわ」、
「私は、母と兄と娘と…」 皆さん、お忙しくお参りされました。

吉田神社を後にした一行は、宗忠神社でこぶ茶のご接待を受け、ホッと一服。
さらに歩みを進め、続いての節分スポットに到着。

【 須賀神社 】
2月3日(金) 節分祭で招福除災
こちらは「懸想文(けそうぶみ)」の授与で人気急上昇中の神社です。
懸想文は今でいうラブレターICON115のようなお守り。これを人知れずタンスの引き出しに
入れておくと… 着物が増え、美人になり、良縁に恵まれる!と京の女性たちが
買い求めたもの。また、この懸想文を売っておられる方の姿がちょっと珍しい。
2月3日(金) 節分祭で招福除災
昔は庶民は文字が書けなかったため、あまり裕福ではないお公家さんが
アルバイトとしてラブレターの代筆をしていました。ただ、お公家さんは
アルバイトをしていることがバレてしまっては困る…ということで、変装を
しておられたというわけ。
皆さんには懸想文を、人知れず、ひっそりとお求めいただきました(笑)

また、境内では、節分限定のお菓子も販売されていました。
2月3日(金) 節分祭で招福除災

さて、須賀神社で良縁祈願をしたあとは…最後の節分スポットへ。

【 平安神宮 】
15時から境内で繰り広げられる「鬼の舞い」と「福豆まき」を見学しました。

神社の境内に鬼が侵入してきて…
2月3日(金) 節分祭で招福除災
我が物顔に暴れまわります。
2月3日(金) 節分祭で招福除災
しかし、豆をまかれて退散!
2月3日(金) 節分祭で招福除災
鬼を演じておられるのは、狂言の茂山社中の方なので、躍動感たっぷり。
まるで舞台を観ているよう!

そして、鬼が無事に退散したあとは、「鬼は外~」「福は内~」の元気な
掛け声とともに福豆まき♪
2月3日(金) 節分祭で招福除災
平安神宮の豆まきは、境内も広く、数も多いので、皆さんゲットできました。
(なかには「7個もらった」という方も!)
2月3日(金) 節分祭で招福除災

ここでこの日の京都さんぽは終了となりました。
少々寒さは感じたものの、ワイワイとおしゃべりの花が咲き、終始和やかな
散策となりました。

節分が終わるといよいよ新しい年の到来です。
この一年が皆さまにとって福多き年となりますように…

ご参加いただきました皆さま、ありがとうございました。

                                案内・文・写真/らくたび 森 明子
                                受付・添乗/らくたびガイド 冨田 啓子
                                写真/らくたび会員 五島 千恵様 
                                ※ご協力ありがとうございました










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Posted by らくたび  at 12:00 │Comments(0)岡崎~吉田山エリア

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