2011年12月06日

11月26日(土)山科毘沙門堂から“ 小関越え ”で三井寺へ

11月26日(土)山科毘沙門堂から“ 小関越え ”で三井寺へ

秋の晴天の中、山科毘沙門堂〜“ 小関越え ”で三井寺
この散策に約30名もの参加者が集まりました!

まずは、ボリューム・美しさともに京都屈指の紅葉の名所として
人気の毘沙門堂へ。
今年のJR東海さんの「 そうだ京都、行こう。 」のポスターで紹介されている
毘沙門堂は地元人の私が初めて見るほどの賑わいでしたface08
11月26日(土)山科毘沙門堂から“ 小関越え ”で三井寺へ

しかし、紅葉の見頃はまだまだで、これからが楽しみですね。
11月26日(土)山科毘沙門堂から“ 小関越え ”で三井寺へ

毘沙門堂から
一足のばして塔頭である山科聖天双林院( やましなしょうてんそうりんいん )へ。
武田信玄や多くの信徒や寺院から奉納された聖天像を七十数体合祀し、
「 山科の聖天さん 」として広く信仰されています。

11月26日(土)山科毘沙門堂から“ 小関越え ”で三井寺へ

そして山科の歴史の古さを実感できる諸羽神社( もろはじんじゃ )に到着。
11月26日(土)山科毘沙門堂から“ 小関越え ”で三井寺へ

創建は862年という古刹。このあたり( 四ノ宮、安朱 )の産土神です。
森の中にありますが、山科駅からはすぐなんですよ。
11月26日(土)山科毘沙門堂から“ 小関越え ”で三井寺へ

境内には大きな「 岩坐 」が祀られています。
11月26日(土)山科毘沙門堂から“ 小関越え ”で三井寺へ

山際の琵琶湖疎水に沿ってどんどん歩くと、住宅街に至りますが、
疎水はまだまだ続いているんですね。
11月26日(土)山科毘沙門堂から“ 小関越え ”で三井寺へ

しかし、紅葉が美しい!
11月26日(土)山科毘沙門堂から“ 小関越え ”で三井寺へ

春の桜の季節も良いでしょうねface01
11月26日(土)山科毘沙門堂から“ 小関越え ”で三井寺へ

さあ、いよいよここからが小関越です。
浄土真宗 普門寺さんが目印です。
11月26日(土)山科毘沙門堂から“ 小関越え ”で三井寺へ

小関越は、大津と京都を結ぶ古道の一つで、
山科で東海道・東山道とが分かれた北陸道の道筋。
東海道・東山道の「 逢坂の関 」が大関、
それに対して裏道のこちらが「 小関 」だとか。


しんどい登りはいかにも小関越、と古を偲ぶことができる道ですが、
11月26日(土)山科毘沙門堂から“ 小関越え ”で三井寺へ

下りはアスファルトの車道でしたface07
11月26日(土)山科毘沙門堂から“ 小関越え ”で三井寺へ

ひたすら下り到着したのは長等神社( ながらじんじゃ )
三井寺はこのすぐお隣です。

天智天皇が大津宮の守り神とし、その後667年大友皇子によって祀られました。
860年には円珍が三井寺の鎮守社としたとういう歴史があります。
11月26日(土)山科毘沙門堂から“ 小関越え ”で三井寺へ

境内には兄・平清盛を偲んだ「 平薩摩守忠度( ただのり )」の
歌碑が建てられています。
『 さざなみや 志賀の都は 荒れにしを 昔ながらの山桜かな 』
11月26日(土)山科毘沙門堂から“ 小関越え ”で三井寺へ

さあいよいよ三井寺に到着しました。
ここ三井寺は、正式には 長等山園城寺( ながらざん おんじょうじ )といい、
天台寺門宗の総本山です。

まずは観音堂へ。西国三十三所観音霊場・第14番札所でもあるので
参拝者が途切れることがありません。
11月26日(土)山科毘沙門堂から“ 小関越え ”で三井寺へ

この観音堂は小高い位置にあるので展望がよく、
琵琶湖の向こうの対岸までくっきりと見えました。
11月26日(土)山科毘沙門堂から“ 小関越え ”で三井寺へ

滋賀県有数の紅葉名所といわれる三井寺。
観音堂と本堂をつなぐ参道の紅葉はほんとに美しかったなぁ。
11月26日(土)山科毘沙門堂から“ 小関越え ”で三井寺へ

参道にはこんなに可愛らしいお地蔵さんがface02
11月26日(土)山科毘沙門堂から“ 小関越え ”で三井寺へ

国宝の金堂に着いた頃には日も暮れてきて、静寂の中の参拝となりました。

境内には天智・天武・持統の三天皇の御産湯に用いられたとされる
霊泉( 井戸 )があることから、「 御井(みい)の寺 」と称され、
後に「 三井寺 」と通称されるようになったそうです。
11月26日(土)山科毘沙門堂から“ 小関越え ”で三井寺へ

京都の有名寺院はもちろんですが、すぐお隣の滋賀県にも
格式高く紅葉も美しい寺院がたくさんあります。

次回の ” 滋賀たび ” に期待したいと思いました!

参加者の皆さん、お疲れさまでした。
そして山村先生、ありがとうございました!

    文・写真/らくたび会員 奥村なるみ


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Posted by らくたび  at 21:00 │Comments(0)山科~醍醐エリア

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