2006年12月03日

絶景の東山 紅葉めぐり



紅葉のピークを迎えた東山の特選コース。
まずは八坂神社の石段下に集まって、頼山陽の「京の四季」にも詠われた
長楽寺を目指します。
八坂神社では忠盛灯籠と美御前神社へ立ち寄って、円山公園を抜け、
坂本龍馬・中岡慎太郎像を見ながら、長楽寺へ入ります。



ここは天台宗の開祖最澄が開いた名刹、のち聖一国師が入って禅寺となり、
最終的には時宗のお寺として現在に至っています。



見所は建礼門院徳子が出家をしたということから、
その遺愛の品や、聖一国師が作ったとされる、
焼いていないままの泥の布袋尊像。
また、頼山陽のお墓まで上ると京都市内が一望できます。
時間を決めて自由に見学していただきました。



その後、大雲院に向かう途中、東大谷の参道を横切ります。
その時、面白い光景が現れました。
松の木の上に、黄色いイチョウの葉がぎっしりと積もるように乗っているのです。
緑と黄色の美しいコントラストに立ち止まってカメラを向ける人も。



そして双林寺という、こちらも時宗のお寺に立ち寄ります。
ここは西行法師が住んだとされ、あの有名な
「ねがわくば花のもとにて春死なん その如月の望月のころ」
と詠んだのはここではなかったかとされています。



お寺のすぐ近くにあるのが西行庵、明治になってから作られました。
普段閉まっているのに、今日は戸が開いていました。
中に足を踏み入れるとそこは、在りし日の西行がみれば
名歌が即興で出たであろうほどの見事な紅葉の庭園でした。



そして本日のメインとなる大雲院へ。ここは織田信忠の法名からとられたお寺。
らくたびが企画にかかわった「秋綴り」という伝統工芸展のイベント開催のため、
普段は非公開なのにもかかわらず、特別公開していました。
今回の特別講座の参加の皆様は招待で入っていただきます。
ここの呼び物はなんといっても昭和の名建築、祇園閣です。
高さ36メートル。内部は、敦煌にある莫高窟の壁画の模写が色鮮やかに描かれ、
これを目当てのお客さんもいらっしゃるほど。

そして展望台からの眺望のすばらしさ!誰もが感動する東山随一の眺望です。
東山は建物がみな低く、この界隈では八坂の塔とこの祇園閣だけが抜きん出ています。
八坂の塔は登れませんから、実質この祇園閣が最高のスポットというわけです。特に東山を北から南まで見渡せるのが好評でした。

その後、伝統工芸の粋を集めた作品群もみせていただきました。京都伝統工芸の生徒さんや、卒業生、先生の作品はどれも精巧で素晴しく、こういう技術、文化はやはり後世まで伝えていきたいですね。



ねねの道から石塀小路を抜けて、突き当たり、金剛寺という庚申堂があります。
見ざる言わざる聞かざるという猿たちや、くくり猿など、
ユニークな言われと庶民の信仰がいりまじった、
なんともいえない深さを感じさせてくれるお寺でした。



いよいよ産寧坂、五条坂を通って清水寺へ。
子安の塔にたどりついてからは清閑寺までは、びっくりするほど世界が変わります。
あの喧騒はなんだったのかというくらいの、静かな道を歩くこと10分足らずで
清閑寺へ到着しました。ここでは高倉天皇が愛した事の名手、小督が
出家をしたところ。西郷と勤皇家であった月照との密談の茶室は無くなって
石碑がたつのみです。
夕暮れが迫る中、要石から扇状に広がってみえる古都京都を眺め、
紅葉をたっぷり楽しんで、清水寺まで戻り、門前で解散しました。

会員のみなさま、ご参加くださいましてありがとうございました!




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Posted by らくたび  at 17:30 │Comments(0)五条~清水寺エリア

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